救急車で病院へ行き…
木曜日の病院からの帰りに
トイレに行ったっきり
金曜日の夜まで
尿が出ていなかった母
ケアマネさんに相談したり
病院の入院していた
病棟の看護師さんに相談したり
母は
起き上がることも拒むくらい
辛い状態(のはず)
結局
救急車を呼び
無事に
かかりつけの病院へ行くことができ
導尿で500mlほど
出した
出ないんだな…
オムツには
帰りは大人4人がかりで車に乗せ
帰って来た
救急外来で診てくれた
若くて細くて小さい女医さんは
医学的には即入院レベル
大抵の方が
今の母の身体の状態になると
不安で
病院に戻ってくるらしい
白血球がないため
感染症にかかり
身体がボロボロらしい
尿も
尿閉という状態らしい
要するに
内臓たちがボロボロになってきていると…
いよいよだね…
覚悟なんてできてなかった
日に日に弱ってきた母
月曜日に出来ていたことが
木曜日の今日
出来なくなっている
時々
時間がワープするらしく
トイレに連れていったのに
トイレ待っているですけど
と、言い出す
でも、自分でも
あれ?
と思うらしく
また、眠りに入る
とうとう
自分の足で立てなくなった
用を足すときに
月曜日は
自分の足で立ち
自分で下着の上げ下げが出来ていたのに
今日は全く出来ない
身体のあちこちが痛み
うっかり触ると
大きな声で
痛い痛い
と、いう
赤く腫れた足
すでに痛み止めや
抗生剤を飲んでいるので
直す術はない
抵抗力がないので
何故、赤く腫れたのかも
原因はわからない
浮腫んでまんまるだった顔が
げっそりとして小さくなっていた
いつのまに
こんなに骨ばっていたっけ
寝顔を見ていたら
母の母
私の祖母が亡くなった時の顔を
思い出した
そっくりだ
あの時の顔だ
母の身体をを起こすとき
私の首に手を回してもらう
その時に
母と目が合った
その目は
赤ちゃんがお母さんを
見つめるような眼差しだった
その後から
私は涙が止まらなくなった
今まで
全然涙が出なかったのに
あの目を思い出すと
涙が止まらない
覚悟なんて
覚悟なんて
出来てなかった
母の旅立ちに
私は耐えられるのだろうか
母の寝顔を見て
その日が近いことを確信してしまった
楽にしてあげたい
でも
いなくなってほしくない
誰もが通る道なのだ
でも
しばらく
泣かせて
パラレルワールドのよう…
母の様子は
日に日に変わり
それでも
一緒にいる時間がたくさんあるおかげか
パニックになったりはしない
あるドラマを見ていて
やることを全てやったから
最期の覚悟ができるんだ
といったようなセリフを聞き
息子が母親に
あきらめられる時間をください
と、病気の治療を
懇願するシーンがあり
私はその時間を母にもらったのだなぁと
だから
落ち着いていられるのかなぁと
妙に心に響いた
そんななか
ワンコたちの診察と
息子の様子を見るのに
2泊3日
いや、厳密には
2泊2日で
マンションへ行った
母との生活
空気感 街並み 時間の流れ
息子との生活のそれらは
全然違っていて
マンションに戻ると
違う世界で生きている感じがする
パラレルワールドみたいだなぁ
なんて思って
母の元に帰ると
そちらの生活が
幻だったかのように感じる
どちらも現実なのにね
どちらも私の大切な世界