先週金曜日の夜、ニュースでは今年一番の寒さという雪でも降りそうな雨模様の中スタッフ1名と家出少女の父親と3人で遅くまで千葉市の繁華街を父親の作成した写真を持って少女が出入りしそうな場所をくまなく廻った。漫画喫茶、キャパクラ、ネットカフェ、呼び込みのお兄さんらにも声をかけて聞いて廻った。
キャパクラのお兄さんにが写真を見て「この知っている」昨年12月から一昨日まで確かにみた。どこであったかは思い出せないという。彼に名刺を渡し思い出したら電話をくださいといって分かれた。
2回目の夜のパトロールでのヒットだった。これで千葉市内に居ることが分かった。
一生懸命必死になって探している父親の姿を見ると何とかしてあげたいという気持ちが強くなる。両親にとっても少女にとってもかわいそうだ。
連休明けの今日の午後、父親から私の携帯に連絡があった。娘が千葉市内の風俗店で働いているという連絡が某所から入ったという連絡だった。思いがけない電話で一瞬喜びかけたがこれからが大変だという実感の方が強かったのだ。
市内某警察署で父親と待ち合わせをした。少女は18歳で警察が任意で連れてきて話を聞いて両親に引き渡してもすぐ家出をするだろう。警察には拘束するような権限がない。あくまで健全育成の立場で話をしてあげることしかできない。それでも父親は言う。娘と会って娘の考え方を聞きたい。娘が風俗で働いていることが許せない。せめて違う仕事に就いてくれればという切実な言葉が重く返ってくる。働いているというお店付近で見張りながら娘が間違いなくいるかを確認し、警察に連絡すれば警察の方で事情を聞くという形で対応してくれることになった。明日から、夜の補導パトロール活動を行うことになる。厳しいこの寒さと同じようにならないように祈るような気持ちだ。私たちの小さな力で一人の少女と親子を救えればと願うばかりだ。一生懸命対応してくれた警察関係に感謝・・・