さて。いよいよ迫ってきました!
2018年11月11日第50回全国吟剣詩舞道大会
in日本武道館
日本吟剣詩舞振興会は創立50周年。
吟剣詩舞の普及・発展のため年に一度、全国の名流吟剣詩舞道家が日本武道館に集い大会を開催しています。
吟剣詩舞(ぎんけんしぶ)とは、漢詩や和歌を詠う吟詠(ぎんえい)※or詩吟(しぎん)と、その吟詠にのせて舞う剣舞(けんぶ)、詩舞(しぶ)を総称した日本の伝統芸道です。 
 
私は5歳から詩吟、剣詩舞を学んでおり、今回は私が所属する壮心流の宗家からお話を頂き出演が実現しました。

これまでも壮心流の皆様は、和楽器バンドのライブ(東京体育館、横浜アリーナ、平安神宮など)にご出演してくださっています。



その度に宗家は振付をしてくださったり、スケジュールを調整して出演者を集めてくださったり。
そしてライブ当日は宗家ご自身が招待席で誰よりも楽しそうに起死回生を踊って、ペンライトをふって、タオルを回して目立っていらっしゃり有名人でした。(◍ ´꒳` ◍)
剣舞を舞う凛々しいそのお姿と、ライブで見せてくださるお茶目なお姿のギャップに心を打たれ、メンバーもすっかり宗家ファンです。
 

私の吟剣詩舞会、壮心流への感謝の気持ちや、共に伝統文化を盛り上げていきたいという思いが、この度、逆の形で我々がゲストとして出演させていただく事で叶いました。
 
今回は、華風月(ピアノ&ボーカル鈴華ゆう子、尺八神永大輔、箏いぶくろ聖志)のユニットに加えて
和太鼓黒流、ギター町屋の5人でお届けします。
※以下、華風月EXと呼びます。
華風月(はなふうげつ)といって、和楽器バンドに先駆けて3人で組んだユニット。
2018年2月8日で結成7年目に入ります。

 

私たちの出演予定プログラムは大きく分けて3つ。あらゆる形で出現します(゜ロ゜)
 
14時台〜 華風月EX  スペシャルライブ
16時台〜 企画構成番組「徳川慶喜の生涯」 
17時台〜 華風月EX × スーパーチーム
 
さて少し詳しく見所解説を。
 
①は華風月の楽曲(歌曲、インスト)を中心にお届けするわけですが、その中でも華風月5周年に私が作詞作曲した「月に照らされ、風に揺れる華」。この楽曲に、今回の為だけに宗家が振付をしてくださりました。
宗家御一家×華風月EXの生演奏でコラボレーションします。
もちろん華風月EXでこの曲をやる事も初めてですし、今回限りかもしれません。

 

 


②構成番組とは、徳川慶喜の生涯を日本を代表する各流派の吟詠と舞でお届けします。私の出身の壮心流以外の流派の吟や舞が一気に観れる機会です。そして、壮心流の番の際の詩吟「江戸開城を懐う」を私が歌います。バンドの衣装ではなく、振袖を着て本格的に詩吟歌うのは何年ぶりか・・・。しかも、6行詩に挑戦!←詳しくはググってね。
とにかく、いつもよく歌う起承転結の4行詩の詩吟より長いってことです!w
幕末の西郷隆盛と勝海舟による無血開城。そして明治時代へ動いた歴史を勇ましく表現します!!!ヽ(゚Д゚)ノ
剣詩舞の流派は小さいのも含めると200流派以上あるかと思います。
今回武道館大会に出演するのは、土曜日の構成に24流派、日曜日の構成に17流派。
壮心流など4流派は両日とも出演します。


 
③スーパーチームとは何か!
吟剣詩舞の認知度を上げるために、優秀な若手を集めて、国内外いろんな所で活動させようというのがキッカケに流派の枠を越えて集められたチーム。
採用基準は“高校生以上35歳未満”で、財団主催の個人コンクールで“全国優勝かそれに準ずる成績(全国3位以内)”。
↑扇子を持って舞っている女性チームが詩舞。
刀を持って舞っている男性チームが剣舞。

そんなスーパーチームに混ざって、私踊ります!もちろん、着物&袴の正装で踊ります。
超絶稽古の日々です!!(゜ロ゜)
何に合わせて踊るかといえば、華風月のインスト曲「キリキリマイ」。箏中心の曲です。
 
そしてラストを飾るもう1曲は、華風月EXの「塒」に合わせて、スーパーチームが踊ります。一夜限りのコラボレーション!
塒は、2014年にフランスへ行ったときにもこの5人にて「わびさびステージ」で演奏したなぁ・・・。
あとは、茨城県の航空自衛隊のイベントステージでも演奏しましたね。
実は過去に3回くらいこのメンバーで演奏してます。



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いかがでしょうか、少しはイメージもてましたか??
てなわけで、今回個人的ハイライトは衣装チェンジ最低3回はするという暴挙!Σ(゚ω゚ノ)ノ
 
私は幼い頃から、吟剣詩舞ってなに?と友達などから言われる度に、なぜこんなに魂が揺さぶられるものを知らないのだろう?と疑問を抱いてきました。その世界を少しずつでも変化させていこうという思いをキッカケにバンドに要素を取り入れて携わってきたこの6年。
ようやく、ほんの僅か、手ごたえを感じています。
※和楽器バンド鈴華ゆう子の所作は、剣詩舞で出来ています。(´・Д・)」

宗家をはじめ、出演される壮心流の先輩方の中には私を5歳の頃から知っている方々もいらっしゃり、一緒に踊れる事を大変嬉しく思います。
「ぎんけんしぶ」と打ったら予測変換が出る世界を目指そうかな(´∀`)
 
足をお運びいただく皆様、初めて触れる方も、どうぞ緊張せず、楽しんでください(・ω・)
ステージの組み方も独特で、面白いですよ!
それから、散々クラシックを学んできた私が言うのもなんですが、私から言わせていただくと、オーケストラとか、古典とか、みていて眠くなる瞬間とかあっても当然で、それは良い事だと個人的には思ってます。心地よい物質が分泌されまくっちゃってるわけですからね。
(∩´∀`)∩そんな時間も含めて、この世界を自由に堪能してくださいね!