今日は、超~~~久々のお休みでした。
一日中、一人部屋でまったり、どこへも行かずに過ごしています。

ずっとみたかった「ブラックスワン」をみたお!(・ω・)
思っていた通り、私にとっては、本当に重い内容でした。
すごく入り込んでみることができた映画。
バレエ、フィギュアスケートなどは、クラシックピアノの世界と似ているところが多々あります。
音大の中でも、やはり、幼いころから派閥、プレッシャー、コンクールなどと戦いながら音楽人生を歩んでくる人たちが集まるのは、ピアノとヴァイオリンなのではないでしょうか。

科によって独特の雰囲気があるのですが、

ピアノ科というのは
なかなか好き、だけでは乗り越えられない壁を、幼いころから何度も何度も乗り越えてきた者が集まった場所。
親と二人三脚で戦ってきた人たちも多く存在します。
私も、似たような時代があったなぁ。。。
私の母も音楽大学でピアノ科を卒業していて、幼いころから、二人三脚でやってきました。
同じ精神状態になる寸前だったこともあったな、なんて思い出がよみがえり、自然と涙が。
決して、嫌なことばかりだったわけではないのですが(´∀`)
クラシック漬けの人生の中で、ブラックスワンの主人公のような執念を持った経験がある方が多いのではないかと思います。

今振り返ると、まさかポップスの方向へ行くなんて想像もしていなかった人生。
ずっと、歌いたかった思いを胸に秘め、ひたすらピアノの練習に時間をさき、リフレッシュの時間に作曲をしては自分自身で楽しむだけ。
日々、それの繰り返し。
毎日何時間ピアノの前に座っていたか分からない。
練習の合間に、楽譜に残っていない即興曲が何曲あるだろうか・・・

もちろん、ピアノが嫌で嫌でたまらない時期もあった。

そんな時の支えは、これ↓

いつも仕事が終わると、一番最初に練習しているピアノの部屋に顔をだし、しばらく私のピアノを聴いてからリビングへ向かうパパ。
幸せそうな笑顔で、私を抱きしめてくれた。
私は、パパが帰ってくるその時間に、どれだけいい演奏を届けられるか、、、そのために練習をしていたようなころもあったなぁ。なんて。
そんな大好きなパパが、突然いなくなって、ピアノを弾くのが怖くなった時期。

天国のパパへ捧げる曲をかき、それを人前で歌うようになり・・・。

そう、周り道をしているのかもと感じたこともあったけど、すべて必要なものであったんだ。
今の自分があるのは、お母さんが導いてくれたレールを進んできたからこそなんです。

よく、なんでもやさんだねぇ、なんて言われるけれど、
クラシックピアノ漬けの毎日を送る中で
私の幼きころの1人遊びであった、作詞や作曲。
ピアノにつかれた時、みんなとお菓子が食べれる時間が楽しみで通っていた詩吟のお稽古。
ステージ上で、ピアノの前に座っているだけではなく、動き回りたくて始めた、詩舞。
中学の吹奏楽部の見学で、キーがいっぱいあって見た目がかっこいいって理由で始めたクラリネット。
チャイコの弦楽セレナードに魅せられ始めたヴァイオリン。

ぜ~~~んぶ、クラシックピアノを基盤にし、ただただ自然に身についていたもの。
気が狂わなかったのは、これらのおかげなんだと思います♪

私がやることすべてを、面白いと言って応援してくださるみなさんがいること、
本当にキセキだと思ってます。
自分の中だけで楽しんでいたものを、共有できるって、素晴らしいね!!
好きなこと、好きなだけやってる私だけど、
見て、楽しんでくれたら、それでいいです♪

音大を卒業して、ピアニストとしてコンサートだけをしていたころの自分より、今の自分のほうがずっとずっと好きで、幸せ。


ブラックスワン、良い映画です。
まだ観ていない方は、ぜひp(^-^)q