南太平洋の島国ナウルが15日に中国が敵視する民進党の頼清徳副総統が新総統に決まった台湾と断交し、中国と国交を結んだと発表しました。
ナウルを知っている日本人は少ないと思いますが、人口13,000人程で東京の品川区程の面積の小さな国。ドイツの保護領、第一次世界大戦でドイツが負けると、イギリス、オーストリア、ニュージランド3か国の国連信託統治領に。
先の大戦下では日本が占領下に置き、日本軍の飛行場が米軍に攻撃されました。
戦後は、再び前記3国の信託統治領になり、1968年に独立。
リン鉱石採掘で潤っていましたが、枯渇して1990年代以降
経済が破綻気味。日本やオーストラリア、ニュージーランドが援助をして日本との結び付きは貿易面でも強いです。
今回の台湾との国交断交。
力をつけた中国による圧力や国益を考えたうえで
台湾との国交を断交して中国との国交を結ぶ国が中米や太平洋島嶼国で増えています。
かつてフィジーに駐在していた小生ですが、今年は久しぶりにフィジーに。フィジーを拠点にしてナウルやソロモン諸島、キリバス、バヌアツ、ツバル、トンガ、サモア、ミクロネシア連邦やマーシャル諸島などの太平洋島嶼国を周る予定です。現地より実録動画を伝えていきます。