【世界遺産】岩手県平泉町の中尊寺(国の特別史跡)紅葉が美しい時期!奥州藤原氏!Chusonji | アキーラ海外見聞録(ジャーナリスト大川原 明)

アキーラ海外見聞録(ジャーナリスト大川原 明)

大学卒業後、新卒総合職にて大手旅行代理店㈱エイチ・アイ・エスに入社・外国人顧客部署(英語にて対応、新宿本社営業所・海外支店勤務。その後、別の大手旅行会社にも勤務。以後、世界と日本各地を訪問。(現在93か国の渡航歴、日本国内は47都道府県訪問済み)

【岩手県の世界遺産!平泉の中尊寺を訪問!紅葉美しい時期】
世界遺産にも登録されている平泉の中尊寺を訪問。中尊寺は天台宗東北大本山の寺院で、、嘉祥3年(850年)、円仁(慈覚大師)が関山弘台寿院を開創したのが始まりとされています。

その後、12世紀初頭、奥州藤原氏の初代・藤原清衡が釈迦如来と多宝如来を安置する「多宝寺」を建立、大規模な堂塔造営がおこなわれました。清衡公の中尊寺建立の趣旨は11世紀後半の戦乱「前九年、後三年の戦」で亡くなった人々を慰め、東北地方に仏国土、極楽浄土を建設するというものでした。

奥州藤原氏滅亡後に、源頼朝の庇護をうけて存続したものの、鎌倉時代~室町時代初期に火災で焼失して廃頽。江戸時代には仙台藩領内となり、伊達氏の庇護を受けて堂宇の補修・建立が行われました。しかし、元禄2年(1689年)に『奥の細道』の旅をしていた松尾芭蕉が、中尊寺の荒廃ぶりを見て嘆いていました。

前世紀に再建、修復がおこなわれ、かつて栄華をきわめた中尊寺の姿を取り戻しています。