いつも出勤の時にSpotifyで音楽を勝手にチョイスしてもらい、適当にいろいろ聞きながら渋滞に引っかかったり、オフィスに急ぐ朝。

最近は事故渋滞が多く、いつもはぼけーっと音楽を聴いているんだけれどなんかつまらないからたまには1つ1つの曲の歌詞をよーく聞いてみようとか、この歌詞を即興で英語に訳してみようとか、いろいろひとりで1時間通勤の時間つぶしをするのです。

 

でね、SEKAI NO OWARIのドラゴンナイトっていう曲。これがランダムにかかってきて、よーく耳を澄ませて歌詞を聞いてみるとクリスマス休戦を思い出した。

 

で、歌詞はこんな感じ。

 

今宵は百万年に一度太陽が沈んで夜が訪れる日
終わりの来ないような戦いも今宵は休戦して祝杯をあげる
人はそれぞれ「正義」があって、争い合うのは仕方ないのかも知れない
だけど僕の嫌いな「彼」も彼なりの理由があるとおもうんだ
ドラゴンナイト ドラゴンナイト ドラゴンナイト
今宵、僕たちは友達のように歌うだろう
ムーンライト、スターリースカイ、ファイアーバード
今宵、僕たちは友達のように踊るんだ
 
今宵は百万年に一度太陽が夜に遊びに訪れる日
終わりの来ないような戦いも今宵は休戦の証の炎をともす
人はそれぞれ「正義」があって、争い合うのは仕方ないのかも知れない
だけど僕の「正義」がきっと彼を傷付けていたんだね
ドラゴンナイト ドラゴンナイト ドラゴンナイト
今宵、僕たちは友達のように歌うだろう
コングラッチュレイション、グラッチュレイション、グラッチュレイション
今宵、僕たちの戦いは「終わる」んだ
 
ドラゴンナイト ドラゴンナイト ドラゴンナイト
今宵、僕たちは友達のように歌うだろう
ムーンライト、スターリースカイ、ファイアーバード
今宵、僕たちは友達のように踊るんだ
 
私は昔からずっとなぜ人は戦争をするのか、なぜしなければならないのかをずっと考えてきた。
小学校の戦争教育でおじいちゃん・おばあちゃんに話を聞き、幼いながらも戦争の恐ろしさを教わった。
私が小さいころは夏になると終戦記念のドラマが流れていて、あのむごい戦争の悲惨な話がドラマ化されて流れていた。
だから絶対に戦争はダメだと思いながらも、世の中では戦争が絶えない。なぜだろうとずーっと考えているのです。
で、この歌詞を読んでクリスマス休戦を思い出して戦士の人たちの本当は戦争なんてしたくない本心、楽しく祝杯をあげたい心、そういうのがなんか読めてきて切なくなった。
 
人はなぜ戦争をするのか?
動物が争いをするのはわかる。本能だったり、縄張り意識だったり。
人間も動物の一種だから、そういうのがあるのかもしれないが、私たちは動物とは違い知識と理性がある。
だからこそ争いごとをしなくてもいい方法を考えることができるのかもしれないのに、その知識と理性を違うものに使いお互いを傷つけている。
そのお互いを傷つける理由が宗教だったりして、本来であれば平和をもたらすためのものが戦争の火種になっている。
個人レベルでは宗教や神様の存在は心の支えや癒しになっても、大きくみるとなんと戦争の原因にもなっているのだ。
昔イギリスがあーだどーだー、ユダヤ人があーだどーだ、イスラム教があーだどーだ。
いろいろあるのはわかるけれど、だからといって殺し合いをしなければならないのだろうか。
この前見た「終わりに見た街」の最後は東京は死の街と化す。結局、理由はどうであれ自分たちで自分たちを滅ばしているわけ。
 
日本で買った文庫本。それでも日本人は「戦争」を選んだ(加藤陽子)。これを明日の出張に持って行ってゆっくり飛行機で読もうと思う。