息子の高校2年生が終わりました。
来年度からは受験生。
アメリカの大学は冬前にEarly Decisionという早期出願が始まり、冬休み前には合格発表があります。
準備がきちんとされている子はこの夏休み前にSATを終え、夏の間にボランティアやエッセイ(入学の時に提出する)の準備をするのです。
さて、我が家ですが・・・
SATがうまくいかず8月にまた受けなければなりません。
今回いい点をとっていたら終わっていたのに、うまくいかなかったので夏の予定が狂いました。
これに加えて、私はあれだけやる必要ないと言ったはずの近所のコミカレの授業を取ってしまい、SATの勉強どころじゃありません。
コミカレの単位(大学の単位)を今頑張る必要はないと私は思うのです。内申がよくなる?そりゃーそうかもしれませんが、SATで足切りされれば内申もみてもらえないですからね。まずはSATなんじゃね?!って思うんです。
ってかまず大学の授業なんて受けてる時間あったら、SATの勉強をしたほうがいいんじゃないか?ってね。
が、この家でこんな風にガミガミ言うのは私だけ。主人からはアジアンMom(教育ママで有名な口うるさいアジア人おかん)と言われます。
主人はアメリカ人なので息子のやりたいことには基本否定せず、基本ガミガミ言わず、基本サポート体質でして、私がダメと言ってもこちらさん(主人)が基本否定しないので息子は私には何も相談せずに主人へ行きます。
コミカレの授業もとるなと口酸っぱく言ったんですよ。そんなことしないで、SATの勉強でしょ?って言ったのは数か月前。
で、今回、SATのスコアが上がるどころか下がり、私は声を大にして言ってやりました。
ほら言った―!!!!!!!
行きたい大学にも行けず、どうせそのうち大学に入ったら取る授業のせいで自分が見下している大学に、アナタが行く人生を選んでいるの、わからないの?って。
コミカレの単位(大学の単位)なんて、大学入ってすりゃいいのに!!
ってね。
息子は大学の授業を取ると自分のアプリケーションがよく見える。人より秀でて見えると。
が、それは何度も言うがSATという足切りを乗り越えて見られるものなのだ。
数千人、ましてや数万人の願書を受け取る大学。そんな人たちが1つ1つの願書を見るわけない。
じゃあどこでふりおとされるかって、SATやらACTやらGPAに決まってる。
どこでも振り分け作業ってのがまずあるわけだ。
もちろんアメリカなので大々的には言わないが人種の要素も入ってくるが、その前にまずは何かしらの数値である程度の振り落としがある。
SATやACTがいらない学校もまだあるけれど、その代わりとてつもないGPAやボランティア・クラブ活動が必須となる。
うちの息子はボランティアの時間も少なければクラブの成果も際立っているわけではない。州のチャンピョンシップで入賞とかしているわけでもない。なにか自分で団体を創設したり、運営したりもしていない。
こんな人はSATやACTで頑張らなければならないのに、その大切な時期にコミカレの授業かいっ!!!!
ま、この時点でノースカロライナ州の大学進学がほぼ決定しているわけでして(今の成績では高い金だして私立や州外に行かせる意味なし)、私立なら年間1500万弱かかる学費が1年間250万ぐらいで済むわけです。お財布に優しく、助かります。
息子も17歳になりまして、私があれしろ、これしろ言う年齢ではないのです。
ましてや、私がアドバイスをしても話は聞かないし、バカでも褒めて伸ばす派のアメリカ式でやる人間が我が家にはいるのでもちろんガミガミ言う私は悪者扱い。
と、いうわけでですね、私が最近息子に向けて言うのは
ほら言った―
ぐらいですかね。
私の言ったことに耳を傾けてくれていればマシだった状況も多々ありましたが、ここまでしてでもまだ私の言っていることを聞かないんですから将来大いに後悔するでしょう。
私は聞かない人に無理やり私のやり方を押し付けるほど暇じゃないのと、子どもは子供の人生ですし、自分で決めて自分で行動し、後悔するなりそこから頑張るなりすればいいと思います。