前回のブログで前の主人との養育費増額申請の話をしました。

カリフォルニア州の裁判所に届け出をして(以前住んでいて、そこで養育費に関する案件があるので)、私も前の主人も誰もカリフォルニアに住んでいないので泣き寝入り確定という話をしたのですが、そこから進展が。

 

一応ですね、私も前の主人もカリフォルニアには住んでいないのですが公聴会の日付が送られてきていたんです。

そのあとにカリフォルニア州の養育費を管轄するエージェンシーから 

 

「二人ともカリフォルニアに住んでいないから原則的にはカリフォルニアの裁判所は管轄外なんだけれど、双方がカリフォルニア州で裁判を進めたいという意思があれば元の案件がカリフォルニアだからカリフォルニアでの裁判ができる。」

 

という話をしてくれました。

で、まずそうなるには公聴会に双方が参加し、双方がカリフォルニアで進めたい意思を述べるということでした。

今までの感じだと、まず私の前の主人は公聴会をシカトして不参加またはカリフォルニアでやりたくないと言い出すと私は予想していたんです。

 

が、

 

公聴会当日。なんとアイツがいるじゃあありませんか!

で、裁判長が ここはカリフォルニアで二人ともカリフォルニアに住んでいないのでどうすることもできません!って一言。 

そしたら州の養育費エージェンシーが、双方の合意があればできますよ?って裁判長に言ってくれたんです。

そこで裁判長が二人とも、どう?って。

私はもちろんYES。元旦那はどうせ嫌だとか言うんだろうかと思っていたら

ここでやらなきゃ別の州でどうせやることになるし、もう出廷もしているのでやっちゃっていいですよ。

って、想定外の答えがでてきたじゃないか!

 

ここからポンポン話は進んだわけです。現在のお互いの収入(事前に申告をする)だと現在の養育費から300ドル(月)増しが適正養育費なんだと裁判長が説明。

が、相手はそれを同意するどころか減額を主張。もう保育園に行くわけじゃないんだし600ドルぐらいでどうにかなるだろ。と。

そこで私はここでの生活費・車の保険・学校でのアクティビティー・あたりを具体的に出して増額の正当性を主張。

そしたらあっちは生活に困っていて現在の収入では精いっぱいだとアピール。

第三者機関も元旦那家族から提出された収入申告と支出申告書を見て3人の小さい子供がいるのであれば結構カツカツなのではないかと主張。

 

そこでですね、私も黙っちゃいませんよ。

なんせ私、今まで何十年も弁護士ナシで自力で裁判やってきましたからね。

相手の申告書、私の申告書は双方に開示されるんですよ。それをもちろんすべて読みまくり、下調べをします。

そこでわかったのが

☆奥さんは2年間のポスドクプログラムにいる。これはパートタイムのプログラムで、2年間のプログラムが終わると正式採用になる確率が高い。→パートタイムなのでフルタイムほど子供の保育園費が必要ない。現在の収入よりはるかに上がる見通しがある。

☆元旦那の資産(以前住んでいたマイアミの家)の申告がされていない。マイアミから公示されている書類によると家の名義はまだ元旦那になっている。だが、この家を貸していて賃貸収入があるという申告を裁判所類ではしていない。貸しているのであれば裁判書類の虚偽申告となる。

☆息子の健康保険維持費に475ドルを申告しているが、自分の子供がいる場合保険料は一律で変わらない。相手一家の健康保険料すべてを息子だけの経費として申告している。

 

これらすべてを裁判で質問して事実確認することに。

まず、マイアミの不動産。相手が出した資産、収入の申告書類ではこの家自体が存在していないことになっています。

はい、隠してるんですね。

私もマイアミの郡の正式な情報をプリントしてこの家がまだ相手の名前になっていることをアピール。空き家にしているのはおかしいと。こちら、裁判長が確認すると月に1500ドルで人に貸しているにもかかわらず申告せず。虚偽申告として厳重注意。ついでにカツカツだから300ドルの増額はかわいそうなんじゃないかと言っていたエージェントも一気に黙る。

海外不動産の賃貸収入も根掘り葉掘りきかれ、結局は元旦那の姉と財産分与でもめており賃貸はしているがお金が入っていないということで許してもらう。が、こちらも注意。

健康保険に関しても475ドルを取り下げられる。

 

と、いうわけで裁判長のだした結論は・・・

 

「書面上だとカツカツに見えるけれど、申告書面には書かれていない不動産を人に貸して賃貸料稼いでいるんだから月に300ドル上がったぐらいやっていけるでしょ。」

 

というわけで増額の判決が出たんです!

相手側の権利として、この判決が不服と思った場合は10日以内に申し立てをすることができます。

ただ、虚偽申告をして隠し収入を掘られたあちら側としては変に出ると今度はIRS(税務署)から追加徴税を言われるリスクが高まるわけです。だって去年の税務申告でマイアミの家の賃貸料を申告してないですからね。家のローンの部分の負債だけ申請して、不動産で得た収入を申告していないんですもん。教会関係で人に貸しているということで、きちんとした取引をせずにやって税務申告を逃れようとしているのだと思います。

ここを掘られると追加徴税に加え罰金までくるし、過去数年のガサ入れがはいる可能性もあるのでもしかしたら大人しく10日が過ぎて素直に300ドル増しの金額を払うかもしれません。

 

最後に相手は私が日本に家があるなんてボヤいていましたが、私は日本に家なんて所有してないし、所有していても収入(賃貸)がなければ養育費計算の際に考慮されません。だって所有だけだったらローン払って、税金払ってますからね。

全て収入がカギなのです。


馬鹿な人は相手にお金をあげたくないとあえて働かなかったり、安月給にしたり、収入を隠す。これ、うちの元旦那なパターン。

が、子供は育ちそのうち養育費もなくなる。それから収入をあげようと頑張るのは遅い。だから養育費は払いながら自分のキャリアをあげるよう努力するのが正しいやり方。

前の旦那、42歳にしてど田舎に住む私の3分の2ぐらいしか仕事の稼ぎがありません。ばかです。



ついでに、私には壮大な計画があるのです。

目には目を、歯には歯を。

今までの私の苦しみ、憎しみ、大変さ、これを晴らすべく今後4年にわたる仕返し計画始動です。

この大して稼ぎもせず、軍にDisabilityをもらってヘラヘラ生きている元夫に、私が悔しい日々も歯をくいしばって頑張ったこの証を仕返しという形で見せてやろうと思います。

女なめんじゃねーぞ!