ひと昔前はノースカロライナのこの近辺にきた駐在さん家族で子供が学校に行く子がいると真っ先にチャペルヒルに住んだそう。
が、今はいろいろと変わってきているみたい。
私がざらっと見て感じるにここに来る日本人の種類は2つ。
企業が海外に人員を送り込むいわゆる駐在員。この近辺の日系企業は製造業が主。製造業の方々がやってくる。
もう1つは大学院に送り込まれる研究生。特にお医者さんですね。
この2つがメイン。
製造業の人たちはローリーに近いキャリー(Cary)やエイペックス(Apex)、モリスビル(Morrisville)に住む。
この地域は最近森が切り倒されバンバンアパートやタウンハウスができている。分譲中心のチャペルヒルに比べてこちらははアパートも豊富。アジア人人口が多いので中国人なんかが家を買って貸す貸物件が多く、海外から期限付きで来た人たちにとっては一軒家からアパートまでいろんな家がある。
それに加えて学校にはある程度のアジア人(インド含む)と日本人駐在組もいるので海外初の人にも安心。
近くには韓国系スーパーもあって空港にも近い。
新しく切り開いた場所が多く建物も比較的新しく、アジア人人口が多いので学校のレベルも高め。
もう一つがチャペルヒル・ダーラムと呼ばれる地域。
全体的に地価が上がっているアメリカだけど、分譲中心のこの町で地価があがり、小さな家も50万ドルを超す。
それと同時に数少ない貸し家もアパートもCaryやApexあたりよりも坪単価が高い。
あっち側(CaryやApex)あたりがローリーや空港近辺の製造業の人たちが住んでいるならこの辺はUNCやDuke大学への研究で来ているアカデミア系。だからかわからないが教育熱心の親が多い。
ダイバーシティー(いろんな人種や所得層が混じっている)部分に関してはまだまだ金持ち白人人口が多いのでCary近辺に劣るが統一テストのテストは州内でもトップクラス。アジア人は塾いかせたり中国人コミュニティーで塾とかロボティックスとかいろんな習い事があるんだけど、そういうのがない中でオンラインやちょっとしたチューターだけであれだけの統一テストの結果をだせるもんだからすごい。この近辺は博士号を持っている人たちがザラにいて、春休みや夏休みは海外で過ごす人たちが多い。
この2つの地域、ライフスタイルも年齢層も違う。
CaryやApexは若い人たちが多いかな。お店もバンバン建って、おしゃれなレストランも。とにかくアジア人人口が際立って増えてきている。
チャペルヒル側はというと自然を愛するスローライフ系という感じかな。できるお店もおしゃれだけど高い。年齢層も比較的高めで経済的に余裕のある感じが見受けられる。
どっちがいいか?それは個人で好みが分かれるのでね。どっちとは言えません。
思いっきりアメリカを味わうためにご近所さんに日本人が少ないチャペルヒルに引っ越して子供の英語を伸ばしたい!って人もいる。学校に日本人がほぼいない中でママとして学校行事や友人行事に参加する奥さんの英語力ががーーーーーんと伸びた例もあった。
逆に子供には環境の変化を最小限に抑えて、ある程度日本人とのつながりも・・・。という人たちはCaryの学校はいいと思う。
アジア人の子供もたくさんいるのし。
コロナも終わって駐在・研究員の人たちがだんだんと増えてきました。日本人に限らず。
どんどん森を切り開いて企業誘致をし、アメリカ人の中でもノースカロライナに引っ越ししてくる人も増えてます。
この場所がもっと活気づいて町がどんどん大きくなっていくのを日々感じています。
来年からローリーの空港にルフトハンザも就航することになったし、高速道路も車線を増やす工事真っ最中。
ド田舎ド田舎と私は連呼していますが(ド田舎なんですがね)、アメリカの本当の田舎に比べたらここは本当に恵まれた場所なんだと思います。
アラバマ・フロリダ・インディアナ・カリフォルニア・ノースカロライナに住んだ私から言いますと・・・
住めば都!
ってことです。