アメリカで最近よく聞くUmami Flavorという言葉。

そう、日本語の「うまみ」です。

10年ぐらい前ですかね、UMAMI バーガーってのがカリフォルニアにありました。

たしかシイタケエキスかなんかを使ってたはず。

 

今、アメリカではこのウマミブーム。

テレビでもなんでもかんでも食レポで オーマイガー、このUMAMI フレーバーが口いっぱいに広がって超デリシャスーーー!!!なんて言っているわけです。

ステーキを食べて うーーん、このウマミフレーバーが・・・なんて。

 

アメリカ人が大嫌いなMSG(味の素)これがあの人たちの言っているその「UMAMI」であることなんて知る由もありません。

この国では家庭科という授業がまともにないんです。

日本の子供たちは1年に240日ぐらい学校にいきます。アメリカはだいたい186日とかかな。

日本人が240日、朝から夕方まで勉強する量を186日でやるわけない。

日本より1日の授業は短いし、どうしているかというと家庭科や音楽は選択科目になるわけです。

 

日本でいう情報、技術、図工、被服、ありとあらゆるものが義務教育の早い段階から選択科目になります。

体育も中学校まで。特にこれといったことをせず、ジムでちょっと汗水たらしたり、校庭走っておわり。

スモッグだの、雨だの、気温が高いだので結局何もやらないで終わることもあるのです。

州や自治体によっては性教育も親の許可なしにはできなかったり、理科の人類の誕生も神様が人間を作ったってことになっている家庭が多いのでこちらも触れなかったり、ものすごいさらーーっと通り過ぎたりする感じで終了。

 

なので、家庭科なんてもうないに等しいもんです。

自ら選ばないといけないわけで、音楽だって自分で選ばなきゃできないぐらいですからね、家庭科なんてあまり選ぶ人いません。

しかも選んだとしてもフレンチトースト作ったり。あ、なんか夜中泣き出す赤ちゃんのダミーを1週間世話するってのもあったかな。揺さぶるったり、抱っこしないで泣かせたままにするとセンサーあってちゃんと記録してるの。

栄養学とかも特にこのビタミンは水溶性で・・・とか、熱量の計算とかももちろんない。

そんなわけなんで ウマミ の概念を知らないわけです。

味の素は身体に悪い。 が、ウマミ ウマミ デリシャスゥーーーーと連呼する矛盾。

 

ウマミの3大成分を知らないわけです。

なんでもかんでも塩・ケチャップ・マヨネーズ・AIソースでなんとかなると思っている。

だからどこに行っても味がだいたい一緒。

最近は DASHIとかいう人もいるけれど、DASHIには塩を入れないとUMAMIにならないんだよ!ってのもわからない。

なんでもかんでも塩を入れる=UMAMIではないってこと。

アメリカでもBrothといってもうDASHIみたいなもんですよ、最近は骨のスープストックとかあるわけです。

が、まずい!薄いか塩辛いかのどっちか。グルタミン酸とイノシン酸の相乗効果を生かしきれてません。

家庭でも野菜だけのストックを作ったり。野菜と骨、いっしょにいれたほうがおいしいんだってば!!!

巻き寿司もなんでもかんでもウナギのかば焼きソースで食べて素材の味なし。

あれはもうタレごはん。

UMAMIという日本語をわざわざ使うなら、日本食の繊細さまで表現できる食べ物にしてほしい。

 

 

やっぱ私、日本人だね。テレビでUMAMI UMAMIと言われるたびに、それはうま味なんかじゃなーーーーい!!!!と言いたくなっちゃうチーン