DCで大いに楽しませてもらいました。
いつも私がショッピングしておいしいもの食べている間、息子は何をしているんだ?と思っている人もいるでしょう。
息子は息子で楽しんでおります。
なんせ友人には同年代の息子がいましてね、そんでもってそちらの家族はご主人の華々しい経歴により50代ですでにリタイヤライフをしているというなんと羨ましいご家族。
そんなわけで、女子が楽しんでいる間に男子たちはガミガミうるさい女から解放され、男の世界を楽しんでいるのです。
ただ、この男子たちも人間でして一個体ずつ特徴が異なるわけでして、私たちが夜に食事から帰ってきて
今日どうだった?と聞いたらもう面白いったらありゃしない。
友人の息子(A君としよう)は直球タイプ。
私の息子(Kとしよう)は変化球タイプ。
そして友人の父(Bさんとしよう)は審判・・・ではなくウグイス嬢タイプ。
もうね、私と友人で笑っちゃったのがさ、
うちの息子は焼肉が食べたかったらしい。
A君のパパ、Bさんはティーン2人を焼肉屋に連れて行った。
そこで心理戦が繰り広げられるわけですよ。
A君、メニューをみて自分が食べたいと思うもの見つからず。お気に入りの焼肉屋とちょっと違うからこの店での焼肉はパスし、ラーメンを食べることに。
我が家のKは超遠慮タイプ。集団で行動する時にはその空気に従え、遠慮をしろ。と、育ててきた。そしてKの心の中での葛藤が始まる。
俺は焼肉が食べたい。
俺は焼肉屋にいる。
が、目の前にいる友人は焼肉が食べたくない。
俺もラーメンにすべきか? いや、でも俺がいるのは焼肉屋だ。なぜ肉を食わない?
そこでウグイス嬢Bさんのアナウンスが入る。
焼肉2人前も、ラーメン二人前も大して値段かわらないぞ。
A君、ラーメンで行くことに決定。意思は固い。
K、悩む。母の教えを守るべきか、自分の欲望に従うべきか。ここで「日本人」になってしまう。
これがマックとかノースカロライナの田舎でも食べれるものならここまでの葛藤はなかったんだと思うが、ノースカロライナではなかなかお目にかかれない日本式焼肉。
しかも店の中まで入り、着席している。もう目と鼻の先にある焼肉をあきらめるなど・・・
してしまった。笑
わが息子はラーメンを頼んだ。笑
もうね、私と友人わらっちゃったよ。そこで流されてラーメンかぃ!ってね。
私の息子の日本人度と、焼肉屋でラーメン食べる2人を想像しただけでツッコみたくなった。
さすがに私も遠慮したとしても焼肉屋に入ったら焼肉食べるけどね。
ってかさ、じゃあラーメン屋いけばよかったじゃん!って母親2人でツッコんだよねー。
あと、ウエイターの気持ち。こっちのほうが笑っちゃう。
ご注文は?
ラーメン2つ。
私がウェイトレスなら
うち、焼肉屋なんですがーーーー!
ってツッコみたくなる。
でね、うちの息子が焼肉食べたかったと家に戻って愚痴を吐いたわけです。一日の終わりに。
遠慮して、周囲に合わせたなら愚痴を吐かないのが「遠慮の塊ルール」。
が、ラーメン屋に行ったわけでなく、焼肉屋にたどりつつも肉が食べれなかったのが相当悔しかったらしく愚痴を漏らしてしまった。笑
その胸の内をA君に晴らすK。
が、この2人は そうならそうとちゃんと言ってよ~。と言うA君と、 だってあの状況で肉頼みにくいし~。というKのボケ&ツッコみのような不思議な、笑える空気なんですよ。
女は腹黒いからそんな感じで終わらない感じがするんですがね、男子ってのは本当にストレートで面白いなと思うわけです。
こんな感じの会話を母親二人でゲラゲラ笑って、それをなんで笑うんだとツボの違いを感じるウグイス嬢のAパパ。
男ってのは本当に女と違うんだなと感じました。
あと、アメリカで暮らしているとお世辞を言うとか、遠慮をするってのがやっぱりない世界なんでA君のように直球じゃないといけないんだと思う。私たち日本人ってなんか遠慮しちゃうとうか、もじもじしちゃうんだよね。でもね、アメリカ人は空気を読み取るとか相手の気持ちを察するとか、裏の裏の答えを見破るとかそういうのをやる文化じゃないからね、言わなきゃわかんないってのは正論です。
もちろん翌日、A君お気に入りの焼肉に行き、Kもガーーーーーっつり肉を食べまくりましたよ。
翌日の息子はちょっとアメリカナイズされ、周囲から まだ食べるのー?と言われても
うん、食べるよ!
と、もじもじ君脱出で肉の追加オーダーしましたとさ。
アメリカってさ、日本の高校生みたいに学校帰りに寄り道してマックに行ったり、ちょっとレストランに入ったりってないんだよね。だからこういう高校生2人のやりとり&会話、本当に聞いていて楽しいわ。
そしてそこに深入りしないウグイス嬢のAパパ。遠くから二人を見守る、お釈迦様のような存在でした。
またまた笑える思い出話ができて、3連休の最終日またまた思い出深い日になりました★