航空会社で働いていたころの思い出話その2です。
以外に多い大人の玩具キャリアーの方々。
私が仕事をしていた場所は夏になるとちょっとしたビーチリゾートになる場所。
ブリトニーが別荘を持っているだかなんだか噂も聞きました。
時代はリーマンショック前でどんどん値段が上がっていたころ。アメリカがプチバブルにあったときです。
夏になるとビーチにいろんな人が訪れます。エメラルドグリーンの海に真っ白い砂を求めてカップルから家族ずれまで大盛況でした。
そこでプラトニックな夜を過ごそうとするんでしょね。
現地調達ではなく、使い慣れた玩具がいいんでしょうか・・・。
大人の玩具持ってくる率が高いのなんのって。
当時はテロ対策で荷物がかたっぱしから調べられました。
預け荷物まで調べられた時期です。チェックインしたらまずは荷物をTSAのデスクへ。今まで預け荷物のチェックなんて必要なかったのにいきなり必須になったもんなのでチェックインカウンターのロビーに即席のデスクができました。
プライバシーもクソもありません。チェックインする預けカバンは例外なく必ず開けられ、爆破物のスワイプ検査です。
それが終わるとTSA検査済みのシールを張られ、晴れてカバンを預けることができます。
それからゲートへの保安検査。
これが長い長い。手荷物はX線に通すので中身を空けられることはありません。
が、液体の制限が出たのはこのころ。パソコンは別にしろ、ベルトははずせ、靴を脱げ・・・いろんな決まりができました。
手荷物はX線のみで開けられないってことで手荷物に大人の玩具を入れる人がたくさんいました。
が、TSAは何も言わないだけでちゃーーーーーーーーーんと見えてます。
特に多いのがパイロット。
パイロットでですね、よーく同じ航路に来る人がいるんですよ。そういうのは大体浮気相手がここにいるからなんです。
あと、同じパイロットとスッチーがペアで来たりします。
アメリカの航空会社は年功序列式。長く務めるとスケジュールに融通が利くようになってきます。
そこでうまく予定をあわせて不倫トリップをするわけです。
あと多いのがパイロットと地上職員の浮気。
〇〇(パイロットの名前)が今日くるのよーーーーと同僚が楽しみにしているわけです。
あ、話それましたが大人の玩具。
これね、X線でちゃんと見れます。
おなじみの空港だと バイブさん とか ディルドーさん とか裏であだ名をつけられたりします。
私、以前カンクーンに行ったときに友人にギャグお土産で陳子の形をしたポットを買ったんですよ。木で(しかも手作り)つくられたものです。
手荷物に入れていたら元旦那がホットソースを預け荷物に移すのを忘れて私は液体は私のカバンには入っていないと主張。
結局カバンの中を全部あけられたときにほかの人たちがいる忙しいアトランタ空港の保安検査場で陳子型ポットをさらす羽目になった恥ずかしい思い出があります。
みなさん、大人の玩具が必ず必要な場合は現地調達(アマゾンでホテルに送っておくとか)、現地廃棄をお勧めします。
元航空界会社職員より。