行ってきましたアトランタ。

たかが息子のパスポートのために。


いつもなら年に数回、出張領事館なるものがあってこっちまできてくれるんです。

事前に郵送申請をしたら出張領事館の際に受け取りができるというシステム。

でもそれがコロナで中止になり、田舎からアトランタまで行く羽目に。


我が家の場合はあと6日で失効するので何が何でも必ず、這いつくばってでも受け取りに行く必要がありました。

なので息子のコロナには注意を払い、なるべく早く友人との遊びも避けさせ、もちろんいつでもマスク着用。

アトランタへは飛行機の遅延対策として前日の午前の便で行き、宿泊は領事館近くのホテルに滞在。

何がなんでも 受け取りに行けなかった なんて事のないようにしました。


アトランタに行ったついでに寄ったのがデルタフライトミュージアム。

デルタ航空の博物館です。


ボーイング747があります。



デルタには747なかったんですがノースウエスト航空を吸収合併した際に747が加わりました。


ついでに私、元デルタ航空職員。

747の中には懐かしの制服が。


ダサいと不評だった左側の制服。

途中で右の制服に変わりました。赤はスッチー、紺が地上職員。

これは痩せた人が着ると素敵なんですが、デブが着ると超やばいです。ついでにラップドレスではなく、後ろにジッパーがあって1人での着脱がかなり大変でした。

実はアメリカのエアラインはこのほかにも別のワンピースがあったり、ブレザーの上下があったり、コートがあったりアイテム豊富でした。




デルタ航空、初めてアメリカに行った時はボロボロの機体で一生乗りたくない航空会社No.1だったんですがアメリカに住み始めて近くの空港に乗り入れている航空会社の募集をみたらたまたまデルタ航空に募集が出てたんですね。


応募したら面接が3回あって、タイピングテストして受かりました。

デルタ航空といえども憧れの航空会社勤務、ちょー嬉しかったなぁー。

なんせ自社便は空席あれば世界中乗り放題。

別の航空会社だって空席待ちチケットが格安に。

たしかコンチネンタル航空で日本に15000円ぐらいで往復したり、JALで東京から福岡往復を3000円ぐらいでしたり。

いろーんなところへ行きまくったなぁー。


雇用主としてもすごくよかった。

本当にいい会社でした。


そんな感じでふと寄ったデルタフライトミュージアムで若き日の自分を思い出し、ちょっとセンチメンタルな気分になってしまったわけです。


ついでに私、実はスッチー試験も受けた経験があります。笑

ひとつはデルタの子会社。機種が小さいから背の低い私でもできるかなと思い応募。見事受かったのですが結婚したばかりだったのと、実際に受かると怖くなってしまって辞退しました。

2度目はユナイテッド。これも書類選考に通って面接に行くことに。ユナイテッドなら空席待ちで無料で試験のあるシカゴまで行けるチケットをもらい、デルタ勤務だったのでアトランタまで自社便で行って(地元にユナイテッドなかったので)そこからユナイテッドに乗る予定でした。

が、乗るはずの飛行機がいっぱい。

空席待ちチケットなので空席ないと乗れない。

その日3便乗れるか試したけれど乗れない。

私の自社便のデルタを使おうかと思ったけれど、ユナイテッドの試験を受けに行くのにデルタ航空の福利厚生を使うのはあまりにも常識的にダメと思って最終便までユナイテッドで頑張ろうかと思った時にふと思ったのが、もしかしたら縁がないのかも。ってこと。

これだけ一日かけて頑張ってもダメ。

乗れない時は乗れない。これも運。

で、縁がないのか、神様が意地悪しているのか、これが私の人生かわからないけど何時間もアトランタの空港でシカゴ行きを待っていたらいきなり突然



さ、家に帰ろう!



と思って帰りました。

で、気づいたらユナイテッドに面接辞退を連絡してました。


あそこで受けていたら人生が全く違う方向に進んでいたはず。

あの判断がよかったのか悪かったのかわからないけれど、今の人生が恵まれているのは事実。

憧れていた航空会社で働けた事は私の人生にとって良い思い出。出来る事ならまた働きたいなー。



で、目的のパスポートは、、、


ものの10分で受け取り完了笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

成人年齢引き下げにより、保護者同伴での申請はこれでおしまい!次は息子一人で10年ものの申請ができる!

私、お疲れ様!よく頑張った!!!