アベノミクスの第三の矢は、何としても成功してもらいたい。日本国民がこれからも豊かに生きてゆくには、国内に新たな産業と仕事と付加価値創成が絶対に必要だ。しかし政府ができるのは、環境の整備だけだ。投資減税などの施策は、それを受けて、旺盛な起業家精神に溢れる投資する法人や個人の事業者がどしどし出てきてこそ、効果につながる。新自由主義者は、規制を緩和し、金融を緩和し、投資減税し、場合によっては経済特区などを整備すれば、国内に新事業、新産業を企てるアントレプレナーが現れて、経済成長につながるという想定をしている。そうなって欲しいと願いつつも、本当にそうなるのか、そうなるきちんとした理由は何かということを、考えて見なければならない。本当にそうなるのだろうか。これから、少しずつ考えてゆこう。