本日は、最後のテーマです。
●自転車の安全利用について
取り上げた理由
・先月、中野区のJR中野駅近くの交差点に、午前7時半から、およそ10人の警察官が立ち、主に自転車の信号無視の取り締まりを集中的に行った。これは、信号が赤に変わっているのにブレーキをかけず、道路を横切ろうとする自転車を警察官が呼び止め、罰金が科せられることもある交通切符を切っており、中にはブレーキのない自転車、いわゆるピスト自転車に乗る人も取締りの対象となり、1時間余りの取締りの結果、信号無視で6人、「ピスト自転車」で1人が検挙されたほか、イヤホンをしながらの運転で9人が警告を受けた、とのこと。
・この取締り強化の背景には、都内で東日本大震災をきっかけに、自転車の利用者が増え、それに伴い自転車の事故も増えたこと、また都内で昨年起きた歩行者と自転車の事故は全国の約4割に上り、今年8月までに、自転車が関係する事故の割合が過去6年間で最高となる見通しとのことから、今後は、自転車の交通違反の取り締まりの強化を、本格的に行う、とのことである。
ひうち質問
このように、警視庁が自転車の信号無視や無灯火運転、携帯電話をかけながらの運転などへの取り締まり強化に向け、重い腰を上げたが、そのような中、今後は取り締まりとともに、規範意識を高めることがますます重要と考える。今後の春・秋の交通安全週間の中で、警察と一緒に、自転車五則とセットで、世田谷区独自の自転車憲章を区民の皆様に周知し、ルール・マナーの徹底を図るべきと考えるが、区の見解を伺う。
答弁
・「仮称世田谷区民自転車憲章」に対して、現在50人を超える皆様から、道路交通法等で定められたルールの周知や順守の徹底を進めてほしい、とのご意見をいただいている。
・今後も、お話のあった春秋の交通安全運を活用するなどし、警察や地元の皆様にも協力していただきながら、交通ルールやマナー等を幅広く周知し、さらにこの憲章のPRを合わせて行うことにより、利用者の規範意識の向上に努め、安全な自転車利用の普及に努めていく。