先日、多治見市の「わかりやすい財政状況」について、視察をしてまいりましたが、実は世田谷区でも「区のお知らせ 財政状況特集号」を発行するなどして、わかりやすい財政状況に努めております。

では簡単に書かせていただきますね!

平成22年度当初予算の使い道について

1万円の使われ方は?」

(あなたが納めた区民税など)

●高齢者・障害者や子育て支援などの福祉事業に・・・4,240

●文化事業・スポーツ振興や、区民利用施設の維持運営に・・・1,687

●小中学校の教材、校舎の整備、図書館の運営などに・・・1,342

●道路・公園・住宅などの都市基盤整備に・・・880

●環境対策や清掃・リサイクル関連事業に・・・657

●特別区債(借入金)の返済に・・・608

●健康づくり、産業振興、区議会運営などに・・・586

一般会計の予算規模:2,4909,400万円

そのうち、

最優先の取り組み:429億円

●安全・安心の取り組み:204億円

・安全安心パトロール

・防犯カメラの設置助成(商店街・私立保育園なd)

・緊急地震速報受信装置の設置(区立保育園など)

・マンホールトイレの設置(小中学校8校など)

・学校の耐震化・改築

・豪雨対策

など

●子育て支援:135億円

・保育サービスの充実(保育施設定員1484人増)

・在宅子育て支援(子育てステーション桜新町・梅丘開設 計5か所)

・配慮を要する子どもの支援(発達相談・療育事業の拡充など)

・新BOPの充実

など

●区民生活や地域経済の活性化:90億円

・緊急総合経済対策(プレミアム付区内共通商品券発行支援、中小企業緊急特別融資あっせん:事業者利率0%、など)

・区内産業の支援(商店街活性化・都市農業農産物の流通支援など)

・高齢者の見守りと介護予防の充実

・認知症高齢者グループホーム等の整備(新規10か所、計54か所)

・障害者福祉手当の拡充

など

平成22年度当初予算の概要

歳入:特別区税と特別区交付金が大幅に減少

歳出:保育サービスの待機児対策などに対応するため、事業を見直して財源を確保。(効果額105億円)

行政運営費:129億円の増(生活保護費や子ども手当て支給経費の増により)

人件費:4億円の減

投資的経費:51億円の減

○一般会計:約2491億円

○特別会計

・国民健康保険事業会計:約709億円

・後期高齢者医療会計:約158億円

・老人保健医療会計:3,200万円

・中学校給食費会計:約2億円

○合計:約3,800億円

○健全な財政運営について

●これまでの行財政改善の取り組み:

・職員数の約1,100人の減(10年間)

・補助金の見直し

・民間委託の推進

・区立施設の廃止・見直し

・施設維持管理経費の削減

・光熱水費の削減など

●厳しい財政状況が続く:平成23年・24年度の2年間で約80億円の財政不足

●徹底した行財政改善に取り組む:世田谷版事業仕分け「政策検証委員会」を新設