昨日の続きです。
本日は、外郭団体改善の取り組みの推進状況の内容について、書かせていただきます。
世田谷区の13の外郭団体それぞれについて、まず外郭団体の経営状況を書かせていただきます。
そしてその上で、平成17年から21年度の改善成果を書かせていただきます。
◎外郭団体の経営状況
○財団法人等の経営状況について(8団体)
ア.収支比率(平成20年度決算)
当期の収入と支出を比較する指標。収入項目合計に占める行政コストの割合を表している。
100%未満は単年度収支において黒字を表している。
財団法人等は、非営利法人であるので、単年度の収支について大幅な黒字を期待されているものではないが、6団体については、単年度収支において黒字になっている。(100%未満の収支比率となっていることから)
㈶せたがや文化財団:95,63%
㈶世田谷産業振興公社:100.89%
㈶世田谷区保健センター:95,32%
㈶世田谷トラストまちづくり:99,54%
㈶世田谷スポーツ振興財団:95,64%
社会福祉法人世田谷区社会福祉事業団:99.51%
社会福祉法人世田谷区社会福祉協議会:96,05%
㈳世田谷区シルバー人材センター:100,15%
合計:97,87%
イ.区からの財政支出等(収入項目合計に占める区からの収入割合、平成20年度決算)
財団法人等の収入に占める、区からの補助金・委託料の状況。
委託料:区が各団体に公益的事業の実施を委託し、その対価として支払うもの。
補助金:各団体が自主的に実施している公益的事業を育成・助成するために、区から支出するもの
区は団体事業の公益性に着目し、必要最小限の補助金を支給している。
・収入項目合計に占める区からの収入割合(平成20年度決算)
㈶せたがや文化財団:71,63%
㈶世田谷産業振興公社:73,80%
㈶世田谷区保健センター:74,93%
㈶世田谷トラストまちづくり:29,01%
㈶世田谷スポーツ振興財団:76,08%
社会福祉法人世田谷区社会福祉事業団:26,89%
社会福祉法人世田谷区社会福祉協議会:61,15%
㈳世田谷区シルバー人材センター:53,86%
合計:51,56%
○会社法法人(株式会社)の経営状況について(3団体)
ア.収益性
収益性とは:投資した資本に対して、どの程度利益を生み出しているか、を計る指標
・総資本経常利益率(平成20年度決算)
経営活動のために投資した資本に対し、経常利益がどれだけあったかを表す。
この数値が低い場合、資産が過大であるか、経営効率が悪いということがいえる。
世田谷サービス公社:5%
エフエム世田谷:5%
世田谷川場ふるさと公社:10%
・総資本回転率(平成20年度決算)
経営活動のために投下した資本が、何回売上という取引で回転したか、を表す。
回数が多いほど、投下した資本が効率的に活用されているといえる。
世田谷サービス公社:1,0
エフエム世田谷:1,5
世田谷川場ふるさと公社:2,8
イ.安全性
安全性とは:資金の収支バランスがとれているかどうか、資金繰りが安定しているかどうかなど、企業の支払い能力や財政状況の健全性を表す指標。
・自己資本比率(平成20年度決算)
総資本に占める、返済義務のない自己資本の比率を表す。比率が高いほど経営は安定的といえる。
世田谷サービス公社:90%
エフエム世田谷:93%
世田谷川場ふるさと公社:70%
・流動比率(平成20年度決算)
未払い金など、1年以内に支払期限が来る負債を払えるだけの現金・預金などが十分かどうか、を表す。
比率が高いほど、支払い能力が高く、経営の安定性が保たれる、といえる。
世田谷サービス公社:939%
エフエム世田谷:1188%
世田谷川場ふるさと公社:286%
続きはまた明日書かせていただきます