みなさん、こんばんは。

今日は参議院議員・薬師寺みちよさん主催の「あいち女性議員の会」参加させていただきました。
今回のテーマは、【ギャンブル依存症の現状と課題】

講師は「ギャンブル依存症問題を考える会」代表の田中紀子さん。



ご存知でしたか?
ギャンブル依存症に陥る原因に深く関与するのが、ドーパミンというアミノ酸ということを!
ドーパミンというのは、いわゆる『頑張れるホルモン』ということなのだそうですが、
人間は脳にドーパミンが出たとき、普通は少し時間が経つと自然に抑制されるが、ギャンブルなどの依存症になる人は、そのドーパミンの抑制機能が働くなり、依存症に陥るということなのだそうです。
ギャンブル依存症は、本人の『自己責任』で済まされがちですが、実は立派な『病気』ということなのです。

ギャンブル依存症者は全国になんと、536万人もいるそうです。(2014年厚生省推計)、しかし国や地方自治体での対策は殆どなされていないのが現状。

パチンコ、競馬、競輪、カジノ、賭け麻雀、ギャンブルには色々ありますが、今のトレンドは『FX』。
仕事をしているふりをしてFXを1日中しているサラリーマンもたくさんいるとか。そうなると、食べることもおろそかになり、体調も悪くなる。さらに依存症に陥り、気がついたら借金が重なり身動きができなる。そして一挙に破滅の道へ。
このとき家族は何とか借金を肩代わりして問題を解決しようとするのですが、依存症の人はまた繰り返すだけのことなので、決して借金を返してあげてはいけないそうなんです。
借金がかさんでどうしようもなくなったときこそが、自覚を促す支援のタイミングのチャンスということなんです。
パチンコ、競馬、競輪などの公営ギャンブルは麻薬などのように違法ではないだけに、依存症の人を見つけ出し、どこかの施設に無理矢理送り込んだりするこはできないところが、この問題の解決の難しさなんでしょう。

政治や行政の対策として具体的な施策がとられていない分野だけに、今後この課題の取組みが注視されるところだと思います。

みなさんも、もし周りにギャンブル依存症の方がいらっしゃったら、一度、「ギャンブル依存症問題を考える会」代表の田中紀子さんに相談されてみてはいかがでしょうか。