昨夜は、参議院議員・薬師寺みちよさんが主催する「あいち女性議員の会」の勉強会に出席いたしました。
今回のテーマは【子宮頸癌】と【乳ガン】の早期発見と治療の必要性について。

子宮頸癌と乳ガンは、早期検診と早期治療で95%治療が可能ということで、これまでは国の主導で無料検診の制度を各自治体に施してきたところですが、受診率がわずか20%程度までしか伸びず、この予算はなくなってしまい、現在では、各都道府県がそれぞれの判断で地方交付税を使ってのしくみづくりがなされているということです。
先にも述べましたように、早期検診と早期治療で95%の命が救われるということで、各自治体もそれぞれ、無料検診などのサービスを提供してきたのに、検診をしない人も多く、たくさんの命が失われているということなので、非常に残念なこと、と言わざるを得ません。

今回の勉強会で初めて知ったことなのですが、子宮頸癌になる原因は、HPV(ヒトパピローマウィルス)"Human Papiloma Virus"の粘膜感染に関連しているということで、セックスによって感染するということなのです。
ということは、誰もがこのHPVに感染し、保持しているということですよね。
しかし、感染しても多くの場合、症状のないうちにHPVが排除されるので、発症しないのだそうです。
HPVが排除されずに感染が続くと、女性の場合、子宮の入口付近である頸部にガン細胞が発生し、これが【子宮頸癌】に発展してしまうと考えられているそうなのです。

子宮頸癌の発症は若年化しているということなのですが、これは、どういうことなのでしょうか?
若くして複数の人と性行為をするから?と考えがちですが、そういうことではなく、このHPVの菌への抵抗力の有無が決め手ということ。ですから、HPVに対する抵抗力低下の原因がいったい何なのか!ということを探ることが必要なのではないかと思います。医学会の専門の先生方には、ぜひとも解明いただきたい!です。

それとやはり、何と言っても今の私たちがまずできることは、早期発見・早期治療を施すこと。

これまでの私は、無料検診などのクーポンをいただいても、活用したことがなかったので、これからは検診は積極的にしないといけないな、と思いました。
みなさんも自治体が無料検診などの機会を与えてくれた時には、無駄にしないようにしましょうね。


参議院議員 薬師寺みちよさん




一般社団法人シンクパール 代表理事 難波道代さん



ココカラウィメンズクリニック院長 伊藤加奈子さん