昨日愛知県議会議事堂のロビーにて愛知県立芸術大学の在校生による弦楽四重奏コンサートがお昼の休憩時間利用して開催されました。


県芸の生徒が議事堂で演奏するのは初めていうことですが、こういったお昼の休憩時間に公共施設や行政機関などの空きスペースを使って演奏披露するというのは、職員にとっては非常にいい癒しになりますし、県芸の生徒たちにとっても、活躍の場が広がり、いい経験になるかと思います
このような催しが今後もっと広がって行って欲しいです。(^^)


こぼれ話:
去る9月3日に愛知県立芸術大学音楽学部新校舎完成の式典が開催され、私も出席いたしました。長年に渡る新校舎の立て替えがやっと完成し、新しいコンサートホールやレッスンルームなど、素晴らしい音響施設を兼ね備えた施設を見学させていただきました。
そんな素晴らしい環境でこれからは音楽の勉強ができる教授陣と生徒たちは感謝の気持ちを何らかの形で表せていただきたい!ということで、今回のロビーコンサートは実現されました。

県芸には他にも美術部がありますが、こちらで使われている校舎は1966年の県芸創立以来、建て替えられていないので、非常に使い勝手が悪く、冬は隙間風びゅーびゅーで凍えそうに寒い!夏はムンムン蒸し暑くて集中できない!という劣悪な環境の中で講義が行われているということです。
美術部の生徒たちは、音楽部のすばらし校舎を毎日横目で見つつ、複雑な思いで学校に通っているんじゃないかな。

英語のフレーズで
No pain, no gain! 
『痛みなしでは成長はない(得るものはない)!』とか

Pain makes you stronger!
『痛みあがるからこそ強くなれる!』
みたいな表現があるように
『貧乏暮らし、劣悪な環境の中で絶え抜きながら修行を積み重ねてこそ素晴らしい芸術家というものが生まれる』という考えかたも確かにあります。

今はなきマッキントッシュの創始者であるSteve Jobs(スティーブ・ジョブス)も彼のスピーチで『Stay hungry, be stupid!』と言っておりました。
『いつもハングリー精神で、人から何と言われても挑戦しつづけるんだ!』というニュアンンスが含まれています。

でも勉強する校舎はやっぱり、快適な方がいいです。
地震が来てすぐ壊れちゃうようなものは良くないです。

我が愛知県から素晴らしい芸術家をたくさん排出するためにも、今度はぜひ美術部の建て替えも着手していただきたいと切に思っております。