今日は朝から県営の都市公園13箇所のうちの2カ所に視察に行って参りました。

今回は障がい者の方達や10代の子どもたちが楽しめる遊具やスポーツができるスペースがあるのかどうか?ないならば、設置・整備可能かどかということを視察に行きました。

それぞれの学区内にある普通の公園は小さな子ども向けの仕様になっていて、小学校高学年から中・高校の10代の子どもたち(ティーンエイジャー)が日常生活で気軽に遊べるようになっていないのが実状です。
せめて都市公園ではバスケットボールやスケートボード、ローラーブレード、フッとサル、マウンテンバイクなどのスポーツが気軽にできるスペースや遊具が整備されていてもいいのではないか、と私は常々感じていたのですが、10代の子どもを持つお父さん、お母さんたちからもそういったお声を聞いているので、実際に現場に足を運んでみることにいたしました。

今回は視覚障害の青年とダウン症の子ども、ガイドヘルパーさんにも同行していただき、意見や感想をお聞きしながら回りました。


名東区にある【牧野が池公園】は、障がい者用の駐車場を降りると、コンクリート、あるいはアスファルトでバリアフリーになっている道はわずか数百メートルだけで、あとは砂利道とガタガタ道に変わってしまっているので、車いすで先に進むには困難な状態でした。
黄色い【点字ブロック】も一切なかったので、視覚障害の方は歩けない状態。

公園内には全く使われていないであろうスペースはあちこちにあったので、こういったスペースに障がい者の方も健常者も利用できるバスケットのコートやフットサルのミニグランドなどを作って、ノーマライゼーションをコンセプトとした空間作りをすれば、マイノリティーに対する偏見も軽減され、お互いの立場をもっとよく知れるようになる!
そして何よりももっと多くの市民県民に楽しく利用してもらえるのではないかと感じました。
同行の障がいを持った方々やガイドヘルパーさん達は、『全然障がい者をウエルカムする雰囲気や機能がほとんどないですね』、、、と言う率直な感想を述べられていました。


以前は出入り口だったであろう今は使われていない寂しいスペース。





殆ど使われていないスペース



こちらの屋根付きの休憩スペースではホームレスさんが寝る準備をしてました。


都市公園がすべての市民を対象とした憩いの場であるならば、もっとたくさんの障がいを持つ方々も楽しく利用できるノーマライゼーションをテーマにした公園づくりを目指していくことも大切なのではないかと感じました。

【愛・地球博記念公園】の方は、北側の障がい者用の駐車場は8台分のスペースがあり、他の都市公園と比べるとかなり配慮された作りになっていました。
点字ブロックも要所、要所には整備されていて、とても開放的。
さすがに、新しい基準で作られた公園だけあるな、と感心しました。

ただ惜しいのは、温水プールが営業していたので1時間近く見ていましたが、プールサイドで監視員として働いているスタッフは13人もいるのに利用者はゼロ!何もすることがなく退屈そうでした。30分以上経ったところでやっと2人の利用者が入ってきました。
夏休み前の平日の利用者が殆どないということならば、平日に時間がある方々にもっと情報発信して利用していただけないものかと感じました。
ちなみに10人くらいの介護士とヘルパーさんたちに愛・地球博公園の施設は駐車場も含めて無料だということを知っていたか聞いてみましたら殆どの人が割引はあることは知っていましたが、100%割引、すなわち無料だということは知りませんでした。

せっかくの利用料の減免と殆ど人がいないという平日のメリットを生かして、障がい者施設や特別支援学校、高齢者の地域の方々にもっと積極的にお知らせして一人でも多くの人に利用してもらえれば、10人を越えるアルバイトスタッフももう少し楽しくやり甲斐を感じながらお仕事ができるのではないでしょうか。

ということで、6月19日(水)の議会では私が一般質問をすることになっているので、【都市公園のあり方について】と題して、関係部局に質問させていただこうと思ってます。
私の順番は4番目なので、13:00 からとなるはずです。
お時間許せば、議事堂に傍聴にいらしてください。
(インターネット中継もされます。)
(録画版も観れます。)


取り急ぎ
視察レポートでした。

この他にも徳島県上勝町、神山町の集落再生プロジェクトについて、
横須賀米軍基地内のハイスクール、ミドルスクールの日本語の授業の視察、
デイサービスの取り組みについての調査など、この2週間でたくさんの視察をして来ましたので、順次レポートをアップいたします。
お時間許せば、ぜひまた目を通していただけたら嬉しいです。

yk