今日は今年1月10日に尾張一宮駅の『i-ビル』に移転オープンした一宮市立図書館へ野田留美議員と一緒に視察に行ってきました。

図書館館長の内藤氏に詳しくご説明を伺いました。



こちらの駅前ビル(i-ビル)は『一宮の新しい顔』として鉄道、バスなどの交通機関の結節点に昨年の11月1日に新規オープンしました。

この多くの一宮市民に利用される駅前ビル内に図書館がオープンするというのは画期的です。

●図書館は準備の関係で今年1月10日のオープン!

●会館時間が9am ~ 9pm!
(開館時間が長いのは利用者にとっては嬉しい!)

●休館日は図書館の常識をちょっぴり覆して第1、第3月曜日のみ!
(休みが少ないというのも嬉しい!)

図書館のスペースはビルの5階~7階までの3フロア。

6階と7階が一般向け5階が児童書専門フロア。

全体的に明るくスッキリと洗練されたデザインで、この空間にいるだけで、楽しい気分になってきました。

利用者がワクワク、ドキドキ、楽しくなるような空間の演出が、以外に公共施設ではおざなりにされてきたところなので、こちらの図書館のデザインに関わった方々のセンスは素晴らしいと思いました。


館内の利用席の数が合計700席以上もあるのにもビックリしました。


閲覧席や雑誌などをゆっくり読めるブラウジング席だけで、297席。



一宮の中心街を見渡せる開放感あるブラウジング席。



雑誌は約400冊ほども取り揃えられてます。
4月からは、雑誌を年間で寄付してくれるスポンサーと提携して、さらに雑誌を充実させていくということです。
雑載のカバーにスポンサーさんの名前を載せることで、寄付が集まる!ということなので、図書館側としてはどんどん寄付していただきたいところですよね。


そして学習室の席が277席。



学習室からも駅前の眺めが開放的。
デスクやしきりにも色々な工夫がちりばめられています。



学習室の空気が汚れないように大型の空気清浄機が2台。
こちらは一宮のロータリークラブからのご寄付によるもの。
館長さんは、地域の方からのご寄付をうまく生かす天才だと思いました。



土日や平日でも学校が終ってからの4時~8時頃はたくさんの学生さんが学習室を利用しにやってくるそうで、多いときは400人くらいが並ぶそうです。ディズニーランド並みですね。




こんなサインも必要なほどに・・・。




その他、多目的室と講座室の席が247席。
インターネット席が22席。
AVブース席が24席。
持ち込みパソコン席は20席。



写真のAVルームは児童書コーナーのもの。
お母さん、お父さんと子どもが一緒に観れるようになっています。


一般のAVコーナーのDVDの品揃えもなかなか良かったです。
TV番組でおなじみの『NHKの仕事の流儀』などもシリーズで揃っていましたし、アカデミー賞を受賞したような映画も置いてありました。
(堅苦しいものしか置いてない図書館が殆どだと思うのですが・・。)



5階は全フロアが児童書コーナーになっているので、広々としていてすごく気持ちのいいスペースが演出されていました。


一宮図書館のマスコットキャラクター『ヨムリン』
(『読む』というテーマを可愛く表現)






本の検索コンピュータも子ども向けにひらがなで。



紙芝居は一宮市在住の大島さんという方からのご寄付ということなので、
『オオシマコーナー』と名付けられたそうです。
寄付をした方にとっては嬉しいことですよね。(Good idea!)




最後になりますが、この一宮市立図書館は近くにある豊島図書館を受け継いで生まれ変わったということですが、
オープンしてからのこの1ヶ月だけでも、利用者が何倍にも増加し(利用者は1日約5000人近く)、市民の笑顔も増えたということなので、
図書館が立地条件のいい場所にあることが利用者の拡大に確実につながっているということと、
幅広い層の市民が欲しているサービスをきめ細かに提供することの大切さを感じました。

一宮市立図書館は市民の知の憩いの場所としてこれから先、ずっと愛され、親しまれる施設になることでしょう。


内藤館長さん、ご丁寧なご説明をどうもありがとうございました。

PS: この他にも30万冊の蔵書を保管するする最新システムを搭載した屋上にあるストックルームや、5階の児童書コーナーに隣接する『子育て支援センター』も見学させていただいたので、次回そのレポートをアップいたしますので、お楽しみに!

yk