(ご対応いただいた職員様)

●帯広市農政部 ばんえい振興室 主幹 寺嶋義信様

●田中敬二室長様


 

★昭和時代は景気が良く、競馬場の売上で建設等に多大に貢献した。


 

★現在は地方競馬はかなり厳しい状況である。

平成元年の売り上げは約300億、 今は約100億である。


 

★4市(岩見沢、旭川、帯広、北見)で60億赤字になってしまい、帯広以外は廃止になってしまった。


 

★帯広も廃止の危機に瀕した際、ソフトバンクが借金込みで請け負ってくれた。(委託会社のオッズパークは昨年撤退)そのため、行政の税の投入はない。


 

★オッズパーク自体は現在も継続しており、良好な関係にある。


 

★売り上げは年々減少しており、ネットでの売り上げ割合が15%から40%に増加した。


 

★ネットでは夜売れる! そのためナイター開催を続けている。今年度は売り上げを上回った。ただし、ネット販売は手数料が50%もかかってしまう。

★明治期に重種馬をヨーロッパより輸入し、独自に掛け合わせ、日本ばんけい種を生みだした。現在ばんえい競馬場に600頭いる。いわゆるばん馬は、ばんえい競馬に出る以外は、農作業の機械化等により役割を失っている。

★普通の競馬ファンには、ばんえい競馬が怪しく見えてしまうらしい。

「なぜ途中で止まるのか」「馬は行きたがっているのに停めるのは、騎手間で何かやりとりがあるのではないか」と誤解されてしまう。


 

★場外馬券等の発売で、15%のマージンをもらえるので、最近は発売日を増やしている。


 

★24年は入場者数が増えた。札幌~帯広が高速がつながった事も要因である。


 

★(谷さん)

厩務員さんが優秀なことから、勝率が高くなっていると思う。平均的な馬が頑張ってコツコツ稼いでくれている。


 

★生産農家の方達が、「馬を買っても廃止になるかもしれない・・」と、不安に思っている。安心して馬を生産出来る環境が必要である。


 

☆馬文化を支える会理事 旋丸 巴(つむじまるともえ)さん 参加


 

★カレンダー等もNPOから出して売上に貢献している。


 

★昔はフランスの馬の祭りに宣伝に行ったりもしたが、景気悪化に伴い尻つぼみになってしまった。


 

★海外に余り宣伝すると、動物虐待のターゲットになってしまうリスクもあり、理論武装をしないといけない。

ばんえい馬を鞭で打った時に心拍数を計ったが、脈拍数は上がらず、痛いと思っていない事が証明されている。


 

★2月に内モンゴル、北京に競馬の宣伝に行く予定である。これからは中国を見込み客として期待している。


 

★谷さん「馬に全力疾走を強いているのだから自分も頑張らないと」と思い、廃止の危機に際しては自分の出来る限りの事をやってきた。


 

★修学旅行生を受け入れたりもしているが、直接の売り上げにはすぐにつながらない問題がある。

 

yk