<ご対応いただいた方々>

 ●鹿追町議会議員総務文教常任委員長 安藤幹夫様

 ●鹿追町教育委員会 学校教育課  学校教育指導室長兼自然体験留学センター長
楜澤(くるみさわ)実様

 ●鹿追町教育委員会 教育長 小林潤様


 

★行政側からは何もできない!お金を出しても、末端で動くのは住民の方々である。留連協に所属されている住民の方の結束がないとできない。


 

★今は東京の学校を回ってPRしている。来年の面接が始まっている。町が交流予定の台東区の方も見える予定である。酪農の農家の方々と名古屋の方の交流も20年近く続いていた。お互いの家にホームステイし、名古屋の方は農業体験していただいた実績がある。


 

★毎年名古屋には職員が出向き、新聞社等に記事を小さく載せてもらったりしている。


 

★問題のある児童→かつてはホームステイしていたが、苦労もあり、今はセンターにいる。

また、自分の能力を生かしたいと希望される生徒さんも来て、バランスが取れている。

 

 

自然体験留学センターにて

★子どもたちの部屋は少しだけ散らかっているが、全体的にきれい。

一応部屋は点検する。



★指導員松本様

もうひと方は募集活動で関西に行っている。

★くるみざわ様は一貫教育も担当。文科省指定で10年目である。

 


★定員は10名。(10人部屋)昨年は6名。(白色資料最終頁)

親子で来ている方が結構いる。(24年は小学校4名、中学校5名)

 
食堂の風景。

父親が海外勤務であったり、子供だけでは無理なので親が付いてくるパターンもある。

長い方は中学から鹿追高校に行く人もいる。(親子)

親子の場合の方が長い。センターの場合は平均二年~三年。

東京が1/3、後は名古屋、関西。札幌は一名。本来は道内は遠慮してもらっている。近いと親が頻繁に来てしまい、自立心がなかなかつかなかったり、里心がついてしまう。定員割れのため受け入れている。

★活動は自然体験をさせる事がモットーであり、四季を通じて行事が企画されている。春先は鹿の角拾い。広大な町営牧場で、23週間行う。

また、十勝石拾いが四月。山菜採りを地域の人と行い、その場でてんぷらにして食べる。(4,5月)

大きな畑を敷地内でもっているので、子供たちで自分の畑の管理をさせ、秋口まで農作業は続く。この間ジャガイモの収穫があり、各家庭に送っていた。


年間通じて乗馬体験がある。グループに分かれて月二回位ある。グループごとに分かれ、午前中掃除、午後練習している。年間3000円で、売りでもある!


鹿追町ライディングファーム所長さんと。馬が人懐っこいです。

興味があるので行けば顔なじみで結構乗せてくれる。

去年一頭死に、新しい馬が来た。8頭いる。

 
北海道のお馬さんは、放牧されているせいか大体おっとりして優しい性格です。
 
ライディングパークの皆さんと。スタッフの方がとても馬のことを愛され、大切にされているのがよくわかりました。

★男子は休日に釣りをする。ニジマス、ヤマベ、オショロコマで、すごく釣れる!この間43㎝のニジマスを男の子が釣っていた。男の子は釣りにはまりまくっている。

★山登りをしたり、然別湖にカヌーに連れて行く。
 
然別湖畔。とても静かで神秘的な湖です。

★冬はグラウンドにリンクを作り、スケートをする。先週帯広のスケートリンクに連れて行った.(小学生中学生無料)

父兄が冬にグランドに水をまき、リンクを作る。1月まではスケート、2月からはスキーになる。鹿追町は町営のスキー場があり、無料である。上手になったら本格的なスキー場(サホロリゾート、糠平)などに連れていく。

冬はもっぱらスノボー、スケートである。

センターも道具は持っているが、親から送ってもらって使ったりもしている。合間を見てワカサギ釣りに行っている。

★年に8回、二泊三日で家庭生活体験ショートステイをしている。センターだけだとマンネリ化してしまうので、地元の家庭から学校に通う。農家の場合は遠いので、送り迎えも車で送ってもらう。子供たちは楽しみで、バーベキューをやってもらったり、帯広の大きなお店に連れて行ってもらったり、寿司食べ放題だったり、息抜きをしているようだ。

★募集

4年生~中2

中3は、中高一貫のため、鹿追高校に入る前提となる。

★学力

鹿追高校は三コースに分かれている。

就職・短大・大学とコース制にしていて一年で分けてしまう。

就職はほぼ100%

高二の女の子で、気に入って親子留学で鹿追高校に行っているケースもある。

魅力の一つとして、高校までつながっている事がある。

至れり尽くせり、カナダに町のお金で二週間行ける。(高一)保護者の負担は二万円のみ!

留学までに、会話が出来るように保育園から目的意識を持って英語教育に力を入れている。独自教科書を作って、ノーマルの英語ではなく、新設教科としてオリジナルの教科書を作っている。


 

★カナダ学と地球学という新しい教科の設立

 

★なぜ山村留学を始めたか?

生徒人数の減少による危惧感があり、地元が盛り上がったようだ。井出さんと言う方が地域を回ってホームステイを受け入れる家庭を発掘するのにものすごい時間がかかったとの事である。体制が整ったのが昭和63年である。センターが出来たのは5年前で、ホームステイ、親子留学と並行してやってきた。


 

★生徒の人数が減っており、瓜幕町は変わっており、ほとんどが公営住宅で、移住者で埋まっている。


 

★小学校30名(留学生入れて)、中学生23名

小学校は複式クラス。

絶対数が少ないので留学生の比率が多い。

小学6年が多い。


 

★地元の人で、「親が面倒臭いから留学させた」と誤解している人もいる。

★芽室にも山村留学をしているところがある。


 

★どういった経緯で教育委員会がかかわり始めたか?

留学制度を取り入れようとしたところで、地域、行政、学校が一体となった。


 

★行政はどういったかかわりか?

留学の組織に対して町が補助金を出している。制度全体に128万円出しており、地元の子にもメリットがあるように、行事、キャンプなどに対してお金を出している。(熱気球体験など)

寄付は当初あったが、今はない。


 

★留学センターは町の職員がやっているので、経費がかからないのがメリット。

留学生は51475円/月払っている。(給食費別)


 

★民間だと8~9万円かかってしまう。


 

★月5万円だと、もう少し安ければ・・という感想を持っている。今は恵まれている家庭が多い。

 

★自給率が高いので、食べ物は何とかなる。瓜幕は結構夏場は労働力が足りない。


 

★鹿追町の農家は裕福である。畑作は経費を引いて平均年収1000万円、酪農は2000万円位ある。


 

★耕地は少なくて50ヘクタール、~60ヘクタール


 

HPにお金をかけて、SOC対策を施し、検索エンジンの上位にひっかかるよう努力をしている。新聞を読んでくる方もいる。

 

yk