検査の結果。
娘っ子は、心臓病ではなくて・・・
｢気管虚脱｣ という 病気であると診断されました。
初めて聞く言葉、気管虚脱とは・・・
気管虚脱は、人間や他の動物にはみられない犬特有の病気です。
気管とは、鼻・口といった上部の気道と肺とを結ぶ空気の通り道で、
気管の背側（Ｕ字型の上の部分）は膜状の気管筋でおおわれ個々
の軟骨は靭帯で結ばれています。
このような気管軟骨と膜状の壁によって、頚がどんな動きをしても
空気の通り道が保たれるようなつくりになっています。
しかし、なんらかの原因で気管軟骨がゆがんだり、背側の膜状の
壁が垂れ下がったりして、気管が扁平に押しつぶされることがあります。
すると空気の流れが妨げられ、呼吸に障害が生じます。
このような状態が『気管虚脱』という病気です。
気管虚脱は気管の構造が変性しやすい中高年期の犬や、トイ・プードル、
ヨークシャー・テリア、ポメラニアン、チワワ、マルチーズなどに、多く発生
します。
その中でも特に肥満気味の犬に多くみられます。
また、呼吸器や心臓に負担がかかる夏場や暑い季節、寒暖差の激しい
季節の変わり目に発症しやすいといわれています。
気管虚脱の特徴は・・・
管虚脱の主な症状は、特徴ある「ガチョウの声」のような空咳です。
この咳はストレスや運動で悪化します。また食事のときに咳が出ること
もあります。苦しくなってくるとよだれを垂らしたり舌を巻くようにして呼吸し、
さらに呼吸困難な状態が続くと舌が紫色になりチアノーゼ（酸素欠乏状態）
となってしまいます。
苦しければ苦しくなるほど懸命に呼吸をして酸素を取り込もうとするために、
気道内の通常の気管部分と気管虚脱部分の酸素圧差が広がり、よけいに
苦しい状態となってしまいます。
この状態が長く続き治療が遅れると、失神して倒れたり、救命できても脳や
肺に回復不能な障害を残してしまう場合があります。
(画像はお借りいたしました。)
我が家の娘っ子の気管も、やや変形しており、こちらの病気であることにほぼ
間違いないそうです。
(アレルギー体質の子もかかりやすいそう・・・うちの子はアトピーもあるので
)
病名が分かったので、昨日は気管支拡張剤・鎮咳剤・抗炎症剤の注射をして
いただき、抗生物質・鎮咳剤のお薬を処方していただき無事に
自宅に
連れて帰ることが出来ました。
こちらの病気は、発症すると慢性的に進行し、完治することはないそうなので
1. 肥満の解消（食餌療法など）
2. 喉の圧迫を避ける（散歩の時は首輪ではなくハーネスを使用する)
見上げて激しく吠える習慣をやめさせるなど)
3. 暑さの回避（夏期はエアコンを使用するなど）
4. 過度のストレスの回避
上記のことを教えていただいたので、これらの事に気をつけながら
上手に病気とお付き合いをしていきたいと思っております。
毎日の日常がとても大切なこと。
当たり前が当たり前ではないこと。
大切な人が健康である事の有難さ。
昨日、今日の出来事で、娘っ子が再認識させてくれたように思います
皆さまも、どうぞ当たり前の毎日に感謝しつつ、素敵な一日をお過ごし下さい
ませ・・・
最後に。
｢なう
｣で色々と心配して下さったお友達の皆さま、本当にどうもありがとう。
皆さまの優しいひと言に、とってもとっても励まされて力がわきました
どうもありがとう～