自己注射に戸惑いながらも、タマゴを育ててなんとか採卵までたどり着きました
STEP.2卵胞から採卵する
2023年3月18日、指定されたとおり8:00に病院へ行きました
(この病院は診察が9:00からなんですが、その前に採卵をしてくれました)
このときに精子も持っていくのですが、夫が後から届けてくれました
下着を脱ぎ、手術のときのようなガウンをはおり、頭には不織布の帽子をかぶり、ドキドキしながら待ちます
事前に、麻酔をするかしないか聞かれたのですが、どっちがいいんですかと聞くと
麻酔で寝てしまと、無意識で寝返りを打ってしまうから、タマゴを傷つけるリスクを減らすためにも無麻酔の方がよい
よっぽど痛みや恐怖を感じる場合は麻酔をします
と言われました
うーんタマゴ第一やということで、無麻酔チャレンジしました
採卵は、膣から細い針のついた注射を入れて卵胞まで到達させ、卵胞の中の卵子を吸い出すのです
もう、無麻酔やし、注射やし、不安でドキドキしながら分娩台へ上がりました
脚を固定して準備完了で待ちます
ここでも先生は普段と変わらへん感じでお話してくれました
慣れなんか、和ませようとしてくれてんのか、やっぱりおもしろい先生なんです
でも、このときうちには余裕が皆無でしたので、不自然に相づちを打っていたと思います
一応、座薬で部分麻酔を入れてくれて、生理食塩水で膣内を洗浄
(膣内の洗浄は痛くないけど、けっこう気持ち悪い)
いくよと始まりました
モニターを見せてくれながら採卵をするのですが、やっぱり余裕はなかったです
とにかく、動いたらあかんと耐えました
はい、刺すよ、ちょっと痛いよ、頑張って、はい、すぅーーーと言いながら採卵をする先生
手を握って、頑張れ痛いねぇと共感しながら励ましてくれる看護師さん
うけとった採卵のケースをみて卵子をみつける培養師さん
いろんな人に声をかけてもらいながら採卵はすすみました
採卵は、卵胞に針を刺すときが、1番痛いです
(細い針を使ってくれていたらしいですが、刺すときは痛いです
たとえるなら、歯医者で麻酔を打ってもらう感じに似てると思いました
麻酔の針が刺さって、ぐぐっと麻酔液が入ってくる感じに似てます)
この日、とれた卵子は1個だけでした
培養師さんの「ノンエッグです」が切なく響きました
でも、1個とれたことに、ほっと一安心しました
もう、後は頑張って育つことを祈るのみ
採卵後はとくに行動の制限もなく、普段通り過ごせます
でも、うちは仕事を休んでゆっくりすごしました
だって、すごいことしてるもん
6日後に結果を聞きに行きました
受精はしたものの、胚盤胞にはいたりませんでした
でも、このときは、ちゃんと受精できていることにめっちゃ安心しました
1回目やったし、これからやなって
それにしても、廃棄って書かれるのは切ないけど
この用紙に自費と書いてあるのですが、この1回目はランダムスタートという形で自費で行いました
なんせAMH0.10が頭にガツンと衝撃を与えてるんで、とにかく卵胞が育つうちに自己注射で反応するうちにということで焦って採卵します
この焦りは、今思うと良くなかったですね
でも、この渦中にいるときにはそんなことわかりませんよね
2回目の自費で採卵に挑みました