母にとって2度目の花火
最後かな？
栃尾の油揚げに
メインは
枝豆
私は、炭酸水ですよ
3年前の６月に入居して
その年に
初めて見て
あれから三年
母にとっては
激動の３年間でした
兄と
あの頃の事を話して
思い出したんだけど
母は
私が離婚して家を出た時に
施設の真ん前のアパートを
兄が探して入居して
半年間、一人で暮らしていました
私は
週一位に
洗濯物やお買い物を
届ける位で
しっかりしていました
だから
最初
マンションに引っ越す事が
凄く不安だった様子で
嫌がっていたよね？ 笑
最初から
諦めた私が
そーさせてしまったように
一気に
認知症の中核症状が
現れ始めました
認知症が
厄介なのは？
言われた内容を
忘れるだけじゃなく
言われたその事自体を
ソックリ忘れる為
まるで
パラレルワールド
お互いが
感情的に
疑心暗鬼になって行くのです
只
母にとっては
唯一の救いが
施設で
良い方優しい方々に
囲まれる場所が
ホッと出来る居場所だったと
思います
夜中にトイレに起きると
玄関ポーチに
リュックを背負って
いつでも行ける態勢で
座っている母がいて
何度
言っても
動かない母を
ご勝手に
って突き放したり
目が覚めると
テーブルの上に
丸いモノが３つ
良く見ると
ウンチまみれの
パット.パンツ.ズボンが
綺麗に並べてあり
下半身丸出しで
布団をかぶってる母に
現行犯で
問い詰めると
私じゃない
と
絶対に認めない始末
あの時
私は
暴言と罵声の嵐だった
んだろう...と 笑
そんな
エピソードを
思いながら
ボンヤリ花火を見つめる母の手を
感染防止の手袋をして
握りながら
一緒に見ました
部屋の電気を消して
同じ花火を見る
きっと
最後の花火
何も話さなくても
体温感じるだけで
存在してくれる事の有り難み
心配性で
いつも
人の心配ばかりして
誰にでも
感じの良かった母は
父を見送り
祖母を見送った頃から
不安が強くなったようで
一時期
宗教の勧誘にあってたようでした
今
テレビで話題になってる
宗教の勧誘の話も
あのまま
一人暮らしだったら
怖かったね？
と兄と話していました
人の為に尽くす事が
喜びの人は？
寂しい
一緒にいて欲しい
が言えない人が多いのかな？
母は
ここに来てから
認知症の力を借りて
何にも出来ない
素直な
おばーちゃんに
なりました
ただ
ニコニコして
私と兄を交互に見て
ビックリする位食べて
出して寝て 笑
そんな母を
見てるだけで
幸せな３年間でした
今
静かに
老木が枯れて行くように
少しづつ
手足が細くなり
小さくなって行く母を見て
何の不安も
死への恐怖も無くて
良かったな
って思います
https://ameblo.jp/yuko966966/entry-12506613148.html
https://ameblo.jp/yuko966966/entry-12501992609.html
あの頃
毎日振り回されて
私の
時間泥棒
エネルギー泥棒
と嫌味を言えたのは？
母だから
ありのままの自分で
いられる存在は
愛そのモノの人
貴女の娘に
生まれて
本当に良かった
それだけで
私は
強運だったんだな
私も
余生は？
貴女を見習います
これから
大冒険に行く私を
守ってね👍
きっと
コロナに感染しなかったのは？
私を行かせてくれる為
だと都合良く考えて 笑
一世一代の
大冒険に
出ますよ〜
儚く舞い散る花火のよいにゆるり倶楽部
