手術について(子宮全摘/腹腔鏡手術)
今日は日記形式の闘病記は一旦横に置き、手術の内容について書かせていただきます。
手術当日の麻酔が効くまでの様子は、こちらをご参考まで
今回の私の手術は、コロナの緊急事態宣言下でしたので、お見舞いはもちろんのこと、家族の付き添いはナシ。手術が終わる頃に家族1名だけ先生からの説明を受けることができる、とのことで、母が病院に来てくれることになりました。
ここからは私の記憶ではなく、母からの報告です。
手術終了、母との出会い
看護師さんから、「娘さんの手術終わりました!出てこられますが、会いますか?」母「はい!」
ストレッチャーで運ばれる私に会う。
「手術終わったよ!大丈夫やで!」
「ウーーーー」私の顔は引き攣り、左目は開かず右目のみを開け、声かけに応えようとする。
大木先生「全身麻酔がまだ残っているので答えることはまだ難しいですが、声は聴こえていますよ」
「ウーーーー」
あんまり話しかけると苦しそうやな。と思ったそうです。
私はこの時の記憶ゼロ。
大木先生が1番大変
母によると、大木先生は6.5時間の手術後10分ほどで戻ってきてくださったそうです(お手洗いと着替えかな?)。
いつも先生は左足にサポーターをされている。きっと足も痛いだろうに、トイレも行かず、何も食べることもなく、ずっと私の手術。
私は麻酔で記憶なし。
ようやく手術が終わった後は、母への丁寧な説明。カッコイイけど、大変な仕事ですよね。頭が下がります
大木先生による説明
まず、摘出した筋腫見ますか?と先生からの質問。興味津々の母は、ためらわず見ます!
運ばれてきた私の筋腫、卵巣、子宮はジップロックのような袋に入っている。巨大筋腫は細かく切られている。
大木先生:こちらを病理で検査し、良性か悪性かの確認をします。ただ触った感じでは柔らかいですし、おそらく良性だとは思いますが、改めて結果はお伝えします。
手術中の私のお腹の様子を動画で見せながら、どのように手術を行なったかを説明。約40分。
娘さん、診察の際には膣口が狭かったので、うまく開かない場合は下腹部を4センチほど切らせていただくことに同意いただいていました。
はい。聞いています。
でもお母さん、見てください。こちら、お腹の中から膣口を見ているのでが、全身麻酔が良く効いて弛緩して4〜5センチ開いたんです。なのでお腹は切らずに膣から出しました。開腹していないので、術後ラクだと思います。
ただし、膣口から出すため、大きな筋腫をお腹の中でこのように細かく切らないといけません。なので時間はかかりました。
でも、ご本人も希望されていましたが、予後を考えると、この方が良いと思います。
先生が大変でしたね。ありがとうございます
次に、癒着しているところを、このように少しずつ剥がしていきます。
ホントに丁寧に少しずつなんですね。
この手術で一番気をつけなくてはいけないのは、膀胱や尿管、神経系に傷をつけないことなんです。たとえ全摘がうまくできても、娘さんの退院後の生活が大きく変わりますから。
ありがとうございます。
このように見えているところは傷つけることなく剥がせましたが、裏側はカメラがないので分かりません。おそらく大丈夫だと思います。
先生、ところで、先程から血が全くないようですが、出血は大丈夫でしたか?
大丈夫です。100cc(コーヒー缶の半分)ほどです。
以上、手術についてでした