子どもを育てている時には空を観る余裕などなかったな、と思いながら、今はよく窓から外を見ています。

そばに大きな木があります。オナガの群が入っていったり、カラスが自分の何倍もある枝を持って出入りしたりします。


ここは建物の最上階なのですが、最近、日に何度も何度もカラスが窓ギリギリに飛んで上がったり下りたり。多分、屋上に巣があってヒナがいるのではないかと思います。

鳥ならば十年くらいの生涯、それも多くは育たなかったり天敵に遭ったりして成鳥にはなれない。それでも、献身的に淡々と子育てをする。


急に、悔いとも寂しさとも自責とも分からない想いに胸が一杯になることがあります。与えられたままに、ひたすら生きる動物より、知惠ある人間のほうが幸せだと本当に言えるのだろうかと考えました。



昨日は母を見舞いました。妹から、

「6月は娘と行くね」と聞いていたので一人で。コロナ以来ようやく予約無しで行けるようになりました。

病棟へ行くと、なんと妹と姪が一足先に着いていてお互いにビックリ。母は娘2人と孫娘に囲まれて、久しぶりに「いいかげんに終わりにしたい」と言わずに面会を終えました。



今日の夕景