思ったことを書けばいい。
水泳もなんでもどれだけ速く(うまく)なりたいか。
その気持ちの強さに尽きると思うのです。
どこまでいきたいか、どうなりたいか、
これが明確ではないと実現できないし、練習もできない。
私の中で一番しんどかったのはシドニーオリンピック前の練習。
オリンピックを目指そうと覚悟を決めたシドニーの前年。高校三年生で授業がなくなるのが早かったので
コーチとのマンツーマンで朝練。
これが本当に地獄でした。
これでオリンピックに行けなかったらどうしよう。こんなにやってるのに!!
なんて思ったりもしましたが、
とりあえずやるしかない!それだけでした。
今までで一番強烈に鮮明に覚えてる練習。
50を、40本、オールハード。
はい?バタフライで???
涙がちょちょぎれました。メニュー見て泣いたのはそれ一回だけ。
メニューのしんどさと、一人でやる辛さ。
やる前から泣いてました。
いざメイン。やりたくない、逃げたいとも思いましたが、泣いてたらしんどいのでやるしかない。頑張って早く終わらせたい。
あいにくコーチ以外にも朝練を見に来てくれるコーチもいて、
「俺たち、10本ずつ応援するからな」
10本ずつかよ。私一人で40本やるのに?
ふざけんな!こんちくしょー!!!!!!
と心の中で叫びながら頑張りました。
アベレージは確か34か35秒。
5秒しか休憩ないまま40本終了。
ほんまにキツかったです。
でも心も身体も絶対強くなれた。そんな練習でした。
自信のつくような練習、追い込めた練習、そういう納得できた練習が続かないと試合でコース台の前にたったとき、不安に襲われるんですよね。
シドニーオリンピック選考会はその練習のおかげで、200の前半100のベストより速く突っ込んで後半失速しまくったけどなんとか耐えました。
私の強烈にきつかった練習はこれです。
他にもいろいろあるんですけどね。
皆さんもぜひやってみてください。笑