昨日のТVタックルは夢のような番組内容だった。
経済対策の三段ロケットのことをテレビで好意的に紹介したことなど皆無に等しい。
一言言わせてください、北野監督…
「おせーんだよ」
それにしても北野監督の心酔ぶりには信者としてはほほえましかった。
信者はこんな妄想をする。
ロンドンサミットで太郎にたじたじになったサルコジ大統領。一目置いたサルコジ大統領はフランスの勲章を遠まわしの太郎へのプレゼントにしたのだった。それを察した北野監督がお礼の仕様がなくてあんなヨイショ番組作った…なんてね。
それにしても、人の印象なんてずいぶんと番組の作り方しだいで操作できるのだなと思える典型だった。
ま、少しでも再評価してもらえて、よかったが。
印象に残ったのは、日米関係が最悪という話のくだりで
「誰の責任と問われれば裏切ったのはこちら側にある」
って言っておられたのには「さすがだなあ」とジーンとしてしまった。
普通の人だったら名指しするところだけど、ご自分が政権を取られたことも反省しておられるがゆえの発言だったと思う。
らしい発言がいっぱいあったが、総理ははからずもなるものではないという振りには
「はからずもなんていうべきでもない」
というのもずいぶんとかっこよかった。
難を言えばアキバ=ハリウッドのところはもう少しわかりやすく話してほしい。そういうしゃべりはあまりうまくないのが弱点。
ところで、テレビの伝え方の力がすごいと感じたのは、小泉ジュニアのことを国連でのインタビューで答えていたところ。あれはノーカットのぶら下がり映像で見ていた。そのときは「へぇー」と思うだけだったが、こういう作り方だとあの「普通の人よ」でなぜか大爆笑。テレビってすごい。
この調子でたのむ。