史上初のBEST8を懸けた先日のベルギー戦。
日本が勝ったらロシアへ行こうと心に決めていたが、その夢は破れた。
この届きそうで届かない悔しさは、どこか8年前に似ている。
2010年の今頃、私は南アフリカにいた。
会社を辞めて、ワールドカップ現地観戦というかねてからの夢を一つ叶えた。
当時、instagramもFacebookもまだ日本では浸透しておらず、Twitterだけを駆使して観戦チケットを手に入れた。
(iPhone3で撮影した写真の画質の荒さといったら時代を感じる)
今大会同様、決勝トーナメント進出を果たし、16強の壁を越えるパラグアイ戦で、延長戦でも決着がつかずPKで惨敗。
その前の2006年ドイツ大会は卒業旅行ついでに行ったドイツで中田ヒデの引退試合を観戦したが、時差ボケで記憶が曖昧。
さらにその前の2002年の日韓大会は受験勉強で余裕がない中、予備校で盛り上がった。地元の埼スタで観戦していた学生たちを羨ましく思った記憶がある。
4年という周期は実に絶妙だ。
3年前くらいまでなら日常生活の中で振り返る機会があるし、来年、再来年の未来ならなんとなく想像がつく。
ところが、それ以上になるとなぜかぼんやりしてしまう。
だから、4年に一度開催されるW杯は何かと人生の節目になってちょうどいいのかもしれない。
忘れかけていた記憶を掘り起こして、この先の未来に向かって気持ちを改めるのにきっとちょうどいい。
さて、4年後の今頃は何をしているのだろう?
そんなことをふわっと考えながら、次のカタール大会を待ち遠しく思う。
そして今夜はいよいよ決勝トーナメント!
王道フランスと、下克上クロアチアの決戦。
深夜0時、見るっきゃないね。