最近よく耳にする「マインドフルネス」という言葉。

 

Apple創業者のスティーブ・ジョブスが早くから瞑想を日常に取り入れていたことは有名な話ですが...。

欧米ではGoogleやFacebook、Intel、NIKEといった世界のトップ企業が仕事のパフォーマンス向上のためにマインドフルネス瞑想を企業研修などに採用したり、スポーツ業界では集中力向上やメンタル強化のツールとして注目されるようになりました。

 

さらに近年では資生堂の分社で、“マインドフルネス美容(洗顔)”なるものを社員研修に導入したことから日本でも話題になりました。

 

 

 

ところで、「マインドフルネス」とはいったい何なのか?

Wikipediaによると...

 

マインドフルネス: mindfulness)は、今現在において起こっている内面的な経験および外的な経験に注意を向ける心理的な過程である[1][2][3] 。瞑想およびその他の訓練を通じて開発することができる[2][4][5] 。

マインドフルネスの語義として、今この瞬間の自分の体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れることである[6][7]とか、特別な形で、意図的に、評価や判断とは無縁に、注意を払うことである[8]といった説明がなされることもある。

 

 

 

 
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そんな今注目のマインドフルネスを体感できる、日本初のマインドフルネス瞑想専門スタジオが都内にオープンしたということで思いきって足を踏み入れてみました。
 

 

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新宿駅と代々木駅の徒歩5分圏内にある雑居ビルの一室。
表には特に商業的な看板も出ていないので知る人ぞ知る隠れ家スタジオです。
 

 

 

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出迎えてくれたのは、代表を務めるsri ma saori(シュリ マ サオリ)さん。
 
ご自身のヨガ講師としての経験をもとに、一般社団法人日本マインドフルネス協会が認定した日本で初めてのマスターマインドフルネスインストラクターとして瞑想指導を行ってくれます。
 

 

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すっぴん、黒髪ロングヘア、サラッと布を被っただけのような、無駄なものが一切ない自然体。透明だけどどこか神秘的な空気を纏う彼女。
ゆったりとした独特の口調と、壊れてしまいそうな静かな細い声で、どんどん世界に引き込まれて行くのがわかります。
 

 

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先生と向かい合わせに、蓮華座あるいは自分の楽な姿勢で座り、呼吸を整えます。
ここに来るまでの出来事やここに来た目的、今の状態をカウンセリングします。
まさにマインドフルネスの原点、“今この瞬間に意識を向ける”ことから始まります。
 
正直のところ私自身はヨガインストラクターでありながら、瞑想することが苦手でした。無になろうと思えば思うほど、いろんな考え事が次々と沸いて煩悩や雑念が邪魔をするのです。そんな苦手意識を克服するためにも、マインドフルネス瞑想には以前から興味がありました。
先生曰く、「たとえ雑念がでてきてもダメなことだとは思わずに、一歩離れて観察してみることが大事」だそう。
 
 
 
体験クラスでは以下の3通りの方法で瞑想に挑戦します。
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①視覚瞑想
視覚に集中した瞑想を行います。
視線を一点に合わせて高い集中力を保つ訓練です。
ここでは6分間ロウソクの炎の先端をひたすら見つめて瞑想状態に入ります。
 
【結果】前半は炎の揺れが気になって注意散漫に。次第に強くまっすぐに立ち上がって静かに燃える炎をぼんやり見つめられるようになった。オレンジ色の炎は心を鎮める効果があることを実感。
 
 
 
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②嗅覚瞑想
匂い、嗅覚を使った瞑想。
アロマポットの精油(香木でもOK)を焚いて香りを感じながら深い瞑想に入ります。
こちらも6分間同じ姿勢で。
 
【結果】アロマポットは部屋の隅に置かれているので、こちらに香りが届くのは時間がかかる。部屋中にある匂いを探そうと鼻をクンクンさせると次第にふわっと何かが香ってきて鼻の奥に到達し、嗅神経を介して脳に伝わるような感覚。
馴染みのある植物系の香りが癒しを与えてくれ、安心感と幸福感さえ感じた。
あまりに心地よくて、ふと気づけば眠りに落ちてしまった。
 
 
 
 
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③聴覚瞑想
耳から聞こえる音を感じる瞑想。
シンギングボールやインストラクターの歌声など、静かな環境の中で聞こえる心地よい音を感じながら瞑想状態に入ります。6分間。
 
【結果】目を瞑り、肩の力を抜き、ただ耳を澄まして聴こえてくる音に身を委ねた。ボールを叩く強さや場所で音の形が変わるのがわかる。日本人にとってはお寺や禅の世界で比較的馴染みのある音なので心を鎮静してくれる作用があるのでは。
 
 
 

 

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うたた寝から覚めたような爽快感が残る、あっという間の90分間でした。
 
睡眠の質が上がった。
集中力が高まった。
直観力や想像力が高まった。
不安やモヤモヤした感情がなくなった。
焦ったりイライラする気持ちを抑制できるようになった。
 
...などなどその変化や効果は十人十色で、グループレッスンの際はそれらを意見交換する機会も設けられるそうです。
自分一人ではなかなか気づけないことも、他の方とシェアすることで初めて見えてくるものもあります。
 
 
 
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マインドフルネスとは、“気づき”の瞑想法。
ヨガにも通ずるものがありますが、視覚、嗅覚、聴覚といった異なる方向から心身に働きかけることで、いろいろな気づきが生まれて来ました。
 
インターネットの普及が相まって、現代人はマルチタスクで常に考え事をしているので、知らずのうちにストレスを抱えてもはや自身で解消できなくなっているケースが多いような気がします。
 
そこで、肉体的なトレーニングだけでなく、“今この瞬間に心を向ける”といった、精神に働きかけるトレーニングを意識的に取り入れていくことが大切になってきます。
 
頭の中をリセットし、フラットな状態をつくる。
感覚に集中し、思考を手放す。
考える能力よりも、感じる能力を引き出す。
呼吸を深くし心を整え、日常生活のストレスや不安を軽減させる。
 
マインドフルネス瞑想を習慣にすることで、何より自身の感情をコントロールできるようになり、思考がポジティブになり、今より健やかで充実した毎日を送ることができるんだなと実感しました。
 
新宿からわずか徒歩5分の別世界に、一度足を踏み入れてみてはいかがでしょう?
 
 
 
Sri mindfulness studio
〒150−0053
東京都渋谷区代々木2−23−1
ニューステートメナー605
※ちなみに、シュリ先生のご厚意で、予約時に渡辺由布子のブログを見たと予約フォームに記載いただくと、通常90分3,000円の体験レッスンが、2,000円引きの1,000円で受けていただけるとのことです。
体験レッスンの申し込みはコチラから
 

 

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