この夏は大手町に天然温泉のある「星のや東京」待望のオープンが話題ですが、近年世界的に注目されている“グランピング”を体現した、日本初のグランピングリゾート「星のや富士」に宿泊してきました。
グランピングとは、「Glamorous」+「Camping」で、ラグジュアリーなキャンプの造語です。大掛かりな準備やテントを張る手間を省きながらも、キャンプ気分を味わえるという新しい滞在スタイルです。
※詳しくは、世界が注目するグランピングが日本上陸!をご覧下さい。
■東京からわずか2時間強で非日常の世界へ!
東京から高速バスでわずか約2時間。
大自然に囲まれた河口湖の畔へ辿り着きました。
今回は、今年5月に新宿駅南口に誕生したバスタ新宿発のバスを利用してみました。
新宿などの主要なバスターミナルからは30分に1本ほどの頻度で出ているので不自由ありませんが、河口湖駅から星のや 富士までは、さらにタクシーを乗り継いで20分ほど。
家族や友達同士など大人数で行く場合は特に、車で直接行くことをオススメします。
タクシーを降りると、まずはレセプションが見えます。
到着と同時に、まるで一種のアートのように壁一面にかかったカラフルなバッグの中から、お気に入りの色やデザインを選びます。
カバンの中には、双眼鏡、ヘッドランプ、タンブラー、エリアマップ、虫除けスプレー、ビスコッティなどなど、アウトドアを快適に楽しむためのグッズが勢揃い!
滞在中は、一人一つずつ選んだリュックごと貸し出してくれます。
レセプションから各客室までは距離があるので、こちらの星のや富士専用ジープで送迎してくれます。
ジープに乗り込んで、いざ森の中へ出発!
この瞬間に、日常から非日常の世界へとスイッチを切り替えます。
■グランピングリゾートを演出するオシャレな空間
フロントは吹き抜けになっていて、緑が全面に広がった開放感溢れる造り。
木々の香り、鳥の囀り、自然のぬくもりを五感で感じられる空間です。
ロビーには日替わりでウェルカムドリンクが用意されています。
この日は、ノンアルコールのベリージュースと、モヒート。2種類の彩り美しいドリンクが並んでいました。
山のお天気は変わりやすいのですが、雨の日仕様のアクティビティや企画をちゃんと用意してくれているのもまた嬉しいところです。
■大自然と一体化できるクラウドテラス
フロントから少し急な階段を上っていくと、クラウドテラスが広がります。
敷地内には階段やウッドデッキが張り巡らされていて、自分のペースで自由に森の中を散策しながら、滞在を楽しみます。
(足腰の弱い高齢者にはあまりオススメできないかもという個人的な感想も。)
赤松の森にテラスが幾層にも重なるクラウドテラスには、至るところにソファやハンモックが置かれていて、どこに身を置いても居心地がよく、自然のパワーで時間を忘れていつまでも寛げてしまいます。
■至れり尽くせりのライブラリーカフェ
星野リゾートの施設に宿泊したことのある人ならご存知かもしれませんが、全国の各施設にライブラリーカフェがあり、宿泊者はコーヒーや読書をいつでも無料で楽しめるんです。
挽き立てのコーヒーの香りが部屋じゅうに広がって、ただそれだけで癒されます。
コーヒーが苦手な人のために、ローズヒップをベースにした真っ赤なハーブティーのご用意も。
チェックインの時間に合わせて、山梨産の季節のフルーツもいただけます。
この日はサクランボとマスカットでした。
お子様も嬉しいアイスキャンディのサービスも♡
大人には、グランピングマスターがその場で作ってくれるフルーツカクテルを♡
コーヒー片手に、あるいはお酒でほろ酔いながら、ライブラリーから持ち出した本を読んだり、おしゃべりしたり、パソコン作業したり。
本来ならデジタルデトックスするべき機会ですが、こんな大自然の中で仕事するなんて贅沢!
■アウトドア気分を満喫できる焚き火と燻製づくり
クラウドテラスのもう一つの見どころとして挙げたいのが、宿泊客同士で焚き火を囲める「焚き火ラウンジ」です。
お昼下がりには、マシュマロを竹串に刺して炙って焼きマシュマロにしたりして甘い香りが漂います。
季節によっては、ワッフルを焼いたり、チョコフォンデュも体験できます。
静かな森の中でバチバチと火の粉が弾ける音が響きます。
到着後わずか1時間で既に自然に溶け込み、癒されながらも心が躍るよう!
都会の喧騒から離れて、大自然の中で穏やかに快適に過ごす、まさにグランピングの醍醐味を体感できる絶好の空間です。
次回は気になるお部屋のご紹介!星野リゾートが提案するグランピングステイとは...?→→