マングローブの熱帯雨林に包まれ、天然記念物のイリオモテヤマネコが棲む、日本最後の秘境とも称される、西表島(いりおもてじま)。
石垣島、竹富島、小浜島、黒島、波照間島、与那国島・・・
数ある八重山諸島の中でも最大の面積を誇る離島は、実は西表島だというのをご存知でしょうか?
(沖縄本島に次いで沖縄県内2番目に大きな島だそう。)
全体の90%以上が亜熱帯の原生林で覆われいて、広大なジャングルは、ここでしか見られない希少な生物を育んでいます。
石垣港ターミナルから高速船で約40分で、東は大原港、西は上原港に到着します。
(高速船は大変センシティブなのか、雨や風など天候次第で閉港してしまうので、出港前に確認しておく必要があります。)
大原港から滞在先の
星野リゾート リゾナーレ西表島に向かう途中、車を停めて立ち寄ったのは、西表島に隣接する由布島(ゆぶじま)。
そう、私の名前 “由布子”の由来はここから来たかどうかはさておき、なんだかとても親近感が沸いて、思わず記念撮影。
わずか2.15kmの小さな島で、島間の観光手段として水牛が利用され、島の重要な観光資源となっているそう。
西表島の日本有数の大自然は、カヌー、トレッキングなど、エコツーリズムの絶好のステージとなっています。
今回は、生命力溢れるマングローブを縫って行く、本物のジャングルクルーズを体験しました。
ジャングルに息づく野生の生き物たちの圧倒的な生命力を感じながら、一歩一歩進んでいくと出会える非日常体験に、自身の中に眠る野生も目覚めます。
亜熱帯植物の鬱蒼とした森を抜けて、その先に現れたのは、感動の雄大な自然!
最終目的地の「マヤグスクの滝」に辿り着きました。
豊富な水量の西表島は、沖縄唯一の日本滝百選「マリュウドの滝」や、「カンピレーの滝」「ナーラの滝」「ピナイサーラの滝(落差50m!)」など、見応えある滝が他にも数多く存在します。
神秘的に流れ落ちる滝を観賞しながら、ホットドリンクをいただきました。
暖冬のため、この日は例年より大人しめでしたが、特に水量が増す、11~3月の冬場がベストシーズンなんだとか。
夏場に比べて、涼しい季節だからこそ可能な、秘境中の秘境を行く長距離トレッキングのコースもあります。
沖縄の離島というと青い海のイメージが強いですが、緑豊かな大自然に囲まれた西表島は、ほかの島々とは異なった雰囲気で、新しい沖縄の魅力に出会えました。
(個人的にはハワイの離島で言うなら、ハワイ島のようなイメージかも。)
日本最後の秘境で体験する、日本最高峰のアクティビティを体験してみては?