日本の書店の〈旅行コーナー〉を練り歩けば、どこよりも大きく棚を取っているのが、ハワイ本。
旅雑誌に限らず、情報誌、ファッション誌でさえ、年に何度かハワイ特集が組まれるほど、とにかくみんなハワイが大好き!!!
多くの日本人が、長期休暇で、恋人や家族との旅行にハワイを選び、近年では国内の披露宴よりもハワイ挙式の機会の方が急増しているようにも思えます。
ハワイは苦手、ハワイにはもう行きたくない、という人にはまず遭遇したことがない。
かく言う私も、好きが高じてハワイ留学を果たしてしまったほど。
ハワイに住み始めてからというもの、光栄にもいろいろな媒体からお声掛けいただき、取材を受ける機会がありました。
そして今回もまた、私が日頃愛読する旅雑誌がやってくれました。一冊丸々ハワイ特集を!
現在発売中の保存版トラベルガイド「BRUTUS」
今回は、私が滞在中に最も訪れたであろう、お気に入りレストラン上位3つを挙げてみました。
HEAVENLY
PIONEER SALOON
MONSARRAT AVE. SHAVE ICE
その他、他誌にありふれたハワイの定番情報だけでなく、“ハワイに語るべき歴史と、新しい文化”といった視点での特集もまた見応えが有ります。
BRUTUS副編集長・田島さんのお言葉をお借りしました。↓↓
雑誌の特集や書籍にもなっている、ド定番の特集テーマ。資料をめくるほどに、紹介されてないところなんてないよと頭を抱える日々。辿り着いたのは、ハワイを愛する人たちをできるだけ多く巻き込み、「変わりゆくハワイ」と「変わらないハワイ」に光を当てることでした。ここ数年、西海岸からのBetter Lifeな波が押し寄せグローバルにこじゃれた店も増えた中、そこから自分たちなりのGood Lifeを求めてあたらしい“オーセンティック・ハワイ”を築こうとしている人たちがいます。シェフだったり、バーテンダーだったり、クリエイティヴディレクターだったり、彼ら表現者たちにフォーカスした、これからのハワイを知ることのできるガイドブックを目指しました。また、我がブルータスやポパイなどを創刊した伝説の編集者・石川次郎さんをゲストエディターに迎え、ハワイを彩った5人のストーリーを通して紡いだ小冊子「UNFORGETTABLE HAWAII」を制作。大大先輩とのハワイでの取材の日々は、何事にも代え難い貴重な経験になりました。
うん、これは間違いなく永久保存版!
そして今回は、ブルータス35年の歴史の中でもあたらしい挑戦をしています。ひとつは、このハワイ号に限り電子版を出すこと。もうひとつは、動画コンテンツも同時に制作するということ。後者に関してはウェブマガジン「Hawaiing」とのコラボで、雑誌では伝えられないことー例えばレストランの喧噪やインタビュイーの話す声などーを表現してくれることで、相互補完し合いながら世界観を伝えられればと思っています。11月初旬まで逐次更新していきますので、こちらもお楽しみに。