B級グルメがあれば、C級もあって、A級もある。
実はマカオには、ミシュランガイドで星を獲得したレストランが11軒もあるというのはご存知でしょうか？
マカオには何度も足を運んでいたはずなのに、つゆ知らず。
せっかくなのでこの機会にその選ばれし美食に触れてみたいと思います。
マカオのランドマークともいえる高層カジノリゾートホテル「Grand Lisboa（グランド・リスボア）」の2階にあります。
蓮をイメージしたピンク、ブルー、グリーンの眩しいネオンに、LEDの最新技術によって映し出される様々な模様や文字に目を奪われる外観と、ギラギラのシャンデリアや金箔を施した、ネオチャイニーズスタイルのド派手な内観。ロビー、エレベーター、トイレなどがいちいちゴージャス！
エントランスの壁には、店名の「８」をモチーフにしたカーテン。
アジアを旅行していて気づいたのが、カジノやレストラン、車のナンバープレートなど、何かにつけて「８」という数字を目にします。
中国系の人々にとって、数字の「８」は金運アップを意味し、日本で言う「ラッキー７」のように、縁起の良いラッキーナンバーとして人気があります。
店内へ続く回廊の扉が開いた瞬間、床に金魚が現れ、私たちゲストをお出迎え。
どうやら天井に設置されたセンサーが人の動きを感知して、水面の金魚の映像が泳ぎ出すという、粋な演出に。
そして壁には、驚くほど精巧な金魚の刺繍が施されています。
これらのインテリアは、香港出身の世界的デザイナー、アラン・チャン氏がプロデュースしたことでも話題に。
金魚やラッキーナンバーの８など、所々に伝統的な中国要素を取り入れた独創的なデザインが印象的です。
赤と黒のコントラストが都会的でスタイリッシュな空間を演出しています。
細部にまでこだわったデザインを見られるだけでも、ここに来る価値を感じられます。
ミシュランお墨付きの料理の数々は、シンプルな器に美しく繊細に盛りつけられ、まるでアート作品のよう。
香港人シェフ、フランキー・タン氏による、本格的な広東料理の味を守りながらも、革新的で遊び心が光る料理たちに思わず舌鼓を打ちます。
質の高い中国茶とデザートも種類豊富に取り揃えています。
コース料理ではなくアラカルトをオーダーしたはずなのに、食前と食後にお口直し的なワンスプーンのアミューズが登場しました。
ディナーは全体的にお高めで、お財布と相談しながら遠慮気味にメニューを選びましたが、どうやらランチタイムのみ提供される飲茶は、一皿HK$30～とリーズナブルな価格帯で、50種類以上の創作点心が楽しめるそう。
女子旅にはランチタイムが狙い目かも！？
8餐廳(The Eight)
住所 : 2/F, Grand Risboa Hotel, Avenida De Lisboa, Macau
TEL : 8803-7788
営業時間 : 11：30-14：30（日曜・祝日は10：00-15：00）、18：30-22：30
定休日 : 無休
http://www.grandlisboahotel.com/dining-the_eight-en
