ネパールで発生した震災を悼み、引き続きネパール旅行記を綴ります。

北は中国チベットと接するヒマラヤ山脈、南はインドへとつながるタライ平野に挟まれた小さな国、ネパール共和国。
標高5,000mを超える高地から、亜熱帯の低地まで、変化に富んだ地形には、世界遺産に登録された遺跡や歴史的建造物が多く存在しています。

中でも、ネパールが誇る世界最高峰のヒマラヤ山脈を真近で見られる、遊覧飛行ツアーに参加できたことは、私の旅人生においても忘れられない体験の一つです。










まず早朝、首都カトマンズの小さな空港から毎日運行されているマウンテンフライトに乗り込みます。
この日は、10~15人乗りのBuddha Airという聞いたこともない小型ヘリでした。
世界一の山を見たさに、世界各国から集まった乗客です。
オプショナルツアーを申し込めば、わずか25,000円程度で世界一の感動体験ができるのです。






フライトアテンダントの指示を受け、乗客は順にコックピットまで見学に行けます。
これもまたとない貴重な体験です。







地上から遠ざかるにつれて、窓に霜が張って、徐々に室温も下がり、ひんやりと肌寒ささえ感じます。
上空に近づくにつれて、緊張と興奮と期待が高まります。






そしてついに!世界最高峰のエベレストが目の前に飛び込んできました。
8,000m級の山々が雪に覆われた頂を連ねています。





ネパールには、世界一の山と、8,000mを超える山が8個も存在しているんだそう。
遊覧飛行中は、アンナプルナからエベレストまで、数々の山並みを見ることができます。
5,000m級の山から8,988mのエベレストまで、ヒマラヤの全景を脳裏にしっかりと焼き付けることができました。
今回の旅の最大の目標を達成した瞬間、感動で胸がいっぱいになりました。




45分間の遊覧飛行もあっという間に終盤に。
白い雲の隙間に、青い空と茶色のカトマンズの街並が覗いて不思議な光景。
まるでミニチュアの模型のようでした。



ネパールに来たからにはヒマラヤ山脈を拝みたい!

しかしトレッキングともなると、物理的にも体力的にも精神的にも、本格的で大掛かりな準備が必要となりますが、遊覧飛行のアクティビティなら気軽に且つ安全に、しかも子供も大人も、老若男女が楽しめるので、本当にオススメです。
(日によっては悪天候でツアー自体が中止になることがあるので、予備日を設けることをお勧めします。)






当時、妊娠7ヶ月のKayo先生を連れ出してまで見たエベレスト。
大好きな仲間と、これから産まれてくる子供と、感動を共有できて何より嬉しかったです。(付き合ってくれてありがとう♡)

残念ながら、今回の地震による雪崩に襲われたエベレストのベースキャンプ付近にいた日本人1名を含む19名が亡くなったと報じられています。
お亡くなりになられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。



NGOサポート募金

LINE donation「Pray for Nepal」スタンプ
5月31日まで期間限定発売中の該当スタンプを0.99ドル(日本円で約120円)で購入すると、売上の全額が日本赤十字社が実施する救援活動に寄付されます。