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東北みちのく再発見の旅。
3日目の次なる目的地は、青森県の西部に位置する津軽。

奥入瀬渓流を後にした我々一行は、観光バスに揺られ八甲田山やアートを見学しながら、1時間ほどで新青森駅へ。そこからさらに列車で40分ほどで大鰐温泉駅に到着。
(車移動ならトータル100分ほどだそう)

青森女子旅の最終宿は、「星野リゾート 界 津軽
これまでの青森屋、奥入瀬渓流ホテルは、わいわいとグループ旅行や家族旅行向けといった感じでしたが、こちらは高級旅館だけあって打って変わって厳かで静かな雰囲気。大切な人や大切な記念日にぜひ利用したいところ。






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緑の中にひっそりと佇む静寂に満たされる宿。
鳥のさえずり、虫の声、森の息づかい、風のささやき、雪の降る音さえ聴こえて来そうな静けさに包まれています。

これまで、界シリーズは箱根、伊東、遠州、松本と全国あれこれ訪れて来ましたが、ここの離れの客室は、正直、ほかの温泉旅館の中でも自分史上ベスト3に入るほど素敵。



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離れ屋「悠庵」は、館内で唯一の完璧なプライベート空間を約束された特別室で、悠庵宿泊者のみが利用できる客室露天風呂と檜の内風呂、台所、茶室、庭園までも備えています。

池、風鈴、縁側、獅子嚇し・・・
あらゆる要素に風情を感じられ、心身共に安らげる空間。
田舎のおばあちゃんの家に遊びに来たような、そんな懐かしい感覚も。





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春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、冬には雪化粧。
桟のない全面ガラス貼りの窓からは、まるで絵画のように四季折々の風景が楽しめます。




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界 津軽では、「kogin プロジェクト」に基づいて、デザイナーとの共同製作で、青森県津軽地方に伝わる伝統的な刺し子模様「こぎん刺し」をお部屋の所々に取り入れています。

青森県津軽地方に伝わる、伝統的な刺し子模様のことを言います。
始まりは、江戸後期。農家の人々は目の粗い麻布でできた着物を着て、農作業をしていました。農家の女性はその着物の荒い布目を刺し子で埋め、保温性・強度を高める工夫をしました。そこに刺された、ひし形を主とした幾何学模様のことを【津軽こぎん刺し模様】と呼びます。


障子には、光を遮断させるシートを貼って完成されたという巨大なこぎん模様で、戸を開くと縁側の新緑が美しく見え、日が暮れ夜になれば、巨大な行灯のようにこぎん模様もやわらかく彩ります。

特に、この離れ屋悠庵を別名「こぎんの間」と呼んでいるそう。















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テーブルや鏡台といった調度品も津軽塗りといった贅沢さ。








部屋を出て大浴場や食事処に行くまでの道のりさえも、足音までも聴こえてきそうな細やかで落ち着いた空間。








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山並みに落ちる夕日を眺めながら、この旅を振り返る。

箱根、熱海などの定番温泉地に飽きたら、ちょっと足を伸ばして、津軽の太宰治の世界に触れてみては?