「将来誰でも15分は世界的な有名人になれるだろう。」
“In the future, everyone will be world-famous for 15mins.”

という言葉をご存知でしょうか?


20世紀後半を代表するアメリカンポップアートの旗手、アンディ・ウォーホルの残した有名な格言です。

マリリン・モンロー、エリザベス・テイラーなどの「スター肖像」シリーズや、「キャンベル・スープ缶」など日用品を主題にしたシリーズなど、彼の作品を世界中の誰もが一度は目にしたことのあるはず。
何十年も前の絵画がシルクスクリーンで、現代においてもこれほど大量に複製されて世に出回っているアーティストは珍しく、美術界にも大きな衝撃を与えました。

私自身は中学生の頃、ファンクラブに入るほど好きだったGLAYのTERUが、ウォーホルを敬愛していたことをきっかけに彼の存在を知りました。笑



そして今回、約20年ぶりに、アンディ・ウォーホルの国内最大級の回顧展「アンディ・ウォーホル展-永遠の15分-」が、六本木ヒルズ森美術館で開催されているということで、出国前に駆け込みで行ってきました。

シンガポール、香港などアジア5都市巡回の最後を飾るのが、ここ日本で、森美術館が日本の視点から再構成を行い、内容を充実させ、東京展独自の素晴らしい記念展となっています。







Casa、SPURなど各メディアでも、特集が組まれていて、業界でもウォーホルファンの著名人は多くいるようです。





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館内の展示作品はもちろん撮影禁止だったので、行った人としかこの感動を共有できないのですが。。

個人的な見所は、ウォーホルの伝説のアートスタジオ、通称「シルバー・ファクトリー」。
体験型空間として、ほぼ原寸大で再現されています。
(上記写真はウォーホルがペイントしたレーシングカー)






消費社会と大衆文化の時代を背景に、商業デザイナー、画家、音楽プロデューサー、写真家、映画制作者など、あらゆるメディアとジャンルを超えて、マルチクリエイターとして活躍した彼だからこそなせる、ポップカルチャーとアートの世界を横断する作風が魅力です。

彼が生きた時代は、長い歴史から見れば短い時間だったかもしれないけれど、その影響は現在、そして今後の未来も永遠に続いていくことでしょう。




これまでは“美術館デート”に固執していたのですが、今回は直前だったこともあり、特に一緒に行く相手も見つからず、お一人様アート鑑賞を体験してみました。

2月のイタリア一人旅のこともあり、最初は心細かったのですが、実は独りで、自分のペースで、自分の価値観の中で観た方が、アートは楽しめたりするんだなと今回実感しました。
また一つ、大人の階段踏みました。

珍しくグッズなんかも買い込んじゃったりして。






5月6日までの期間限定開催!
ゴールデンウィーク、予定がまだ決まっていない人は是非この機会に。
まもなく終了なのでお早めに!!!






アンディ・ウォーホル展-永遠の15分-