東京都心では、45年ぶりの記録的大雪となったこの週末。
(各ニュースによると、大雪警報を発令したのは13年ぶりで、積雪20㎝を超えたのは20年ぶりなんだとか。)
「明日は雪だからどうせどこにも出かけられなくなるし飲み明かそう」なんて冗談混じりで話していたら、翌朝起きてビックリ。
一面雪景色*
いつもなら窓から青空の遠く向こうに、芝浦の高層ビル群もレインボーブリッジも見えるのに、雪と雲が混ざって何も見えやしない。
去年の成人式に見た初雪とはどうも様子が違う。
ベランダに置き去りにしていたビーチサンダルとBBQセット。
夏の思い出たちは見事に雪に埋もれてしまいました。
案の定、週末に予定していたヨガクラスはキャンセルや時間変更が重なり、ほかの用事にも影響し、なんだか雪によって一日狂わされた気分。
それでも、私達の暮らす東京では一年を通して1度か2度しか見られないこの雪景色を前に、どこかワクワクする気持ちは隠しきれず、いくつになっても興奮が芽生えてしまうものです。
さすがに夜には雪も止むだろうと甘く見て出かけた、青山のTWO ROOMS GRILL&BAR。
いつもなら週末はオシャレを好む大人たちと、ナンパな外国人で溢れ返っているのに、この日に限っては、贅沢なことにほぼ貸切状態。
カウンター席で、シガーを噴かしたロマンスグレーのオジ様と黒人男性が親密に話し込んでたくらい。
テラス席はもちろん雪が積もり、プールが半分凍りかけていました。
高い天井、長いバーカウンター、大きなワインセラー、美味しいカクテル、心地よい音楽。
やっぱりここは東京でも数少ない、海外を感じられるハイセンスな空間。
遅めランチには、ハイティーセットがお得ということを今回初めて知りました。
雨宿りならぬ、雪宿りをしていたものの、夜が更けて行くにつれて、雪は激しくなる一方。
帰り道はもはや猛吹雪で、冷たい風と雪が顔に突き刺さり、痛い痛い。
少しでも帰宅困難者を減らそうと早めに店閉めしていました。
北海道や新潟みたいな雪国で育った人から言わせれば、「この程度の雪で大騒ぎしていたら生きていけないよ」というレベルなんだろうね。
東京って場所は、案外モロくてちっちゃいんだなって、今回痛感しました。
それでも雪の悪天候を理由に、家で引き籠もっている人もいる分、仕事を休めない人もたくさんいるのが現状。
電車、バス、タクシーなどの交通機関は遅延はあるもののもちろん通常運行。
レストランやスーパーが早く閉まる分、コンビニで食料を調達しなくてはならなかったり。
御苦労様です、と声を大にして言いたくなりました。