この三連休、日本全国で最も盛り上がっていたのは言わずもがな、日本シリーズ楽天イーグルス優勝の地、仙台と、そして九州でしょう。
そういえば、よく佐賀県出身の友人(伊藤寿賀子は今年も参加した様子)から、「くんち」「唐津くんち」が有名だと聞かされていたので、てっきり「唐津クンち=唐津君のお家」の意味だとばかり思い込んでいたけれど、それはとんだ恥ずかしい勘違いで、実は唐津くんちというのは、お祭りのこと。
毎年11月2~4日(三連休にかかることが多い)の3日間、佐賀県唐津市を挙げて開催される、唐津神社の秋季例大祭。
「エンヤ、エンヤ」「おいさ、おいさ」のかけ声で、曳山(やま)と言われる巨大な御神輿の一種が、市内のメイン通りを駆け抜けるのを見守るんだそう。
今から200年以上前に京都の祇園山笠にヒントを得て、赤獅子を作り奉納したのが曳山行事のはじまり。
今や、鯛、青獅子、浦島太郎などバラエティに富んだ14台の曳山たちが町ごとに作られ、県重要有形民俗文化財に指定されています。
今年は残念ながら参加することはできませんでしたが、9月の唐津市訪問時に、曳山展示場でその歴史の一部に触れることができました。
来年はぜひその臨場感を味わってみたいところ。
(同日開催のバルーンフェスティバルも見応えあるそう!)
唐津神社の帰りがけに、唐津でトップ1、2に入るという「鮨処つく田」で贅沢ランチをしました。
7席ほどしかないカウンターの小さな店内で、大将がただ黙々と鮨を握るという、絵に描いたような光景。
唐津の商店街でひっそりと営む寿司屋でありながら、「九州に、つく田在り」と「すし匠」や「西麻布拓」など都内にある名店の板前たちや、各界の著名人たちがわざわざ足を運ぶほど、全国にその名を轟かせています。
ここでしか味わえない唐津の新鮮なネタを江戸前寿司仕立てにして食べれるのはどこか新鮮で、納得の味。
特に、個人的には普段あまり食べることのない帆立を、あの食感に変身させてしまう技には意表をつかれました。
これは一度食べる価値アリ。
佐賀レポートはまだまだ続く・・・