ごくまれにブログにも登場する、私の家族の話をします。

5月5日、こどもの日。
ということもあって、都内にある祖父母の家に親戚一同大集合しました。






2階のベランダには鯉のぼりがちゃんと飾られ、青空を泳いでいました。

おじいちゃんが一生懸命手入れを続けている自慢のお庭には、いつのまにか猫よけマシンが設置されていましたが、キーンという音は若者にしか聞こえないそう。汗
10代の従兄弟は耳を塞ぐくらいなのに、50代の父母には全く聞こえていない様子。
耳を澄ましたらなんとか私にも聞こえました。セーフ。





そういえば物心ついた頃から決まって親戚が集まるのは、お正月とゴールデンウィークとお盆休みの年3回。
昔は当たり前の恒例行事だったのに、大学生になり、社会人になり、成長と共にプライベートが充実したり、いろんな都合が生じてきて、子供達の参加率が悪くなったりしている現状に、きっとおじいちゃん達も寂しく思っているんだろうな。



もうすぐ母の日なのでカーネションをプレゼント。



昔は長テーブルも十分なくらいだったのに、年々子供達の体が大きくなり、今となっては隣の人と肘がぶつかり合ってしまうほど窮屈になってしまいました。

料理上手なおばあちゃんと叔母さんの手料理を食べるのが毎回ひそかに楽しみ。
好き嫌いの激しかった従兄弟達も、いつのまにか何でも食べれるようになっていたり。

酒豪のおじいちゃんと父は、決まって一番奥の特等席にどっしり座り、夕飯が始まる前からどちらかがギブアップするまで際限なく日本酒を酌み交わすのが習慣。
その夜のいびき対決もハンパなく、同じ家で眠る私達としてはいい迷惑です。


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庭で育った植物で七草粥を作ったり、今回は楓をフライにしてました。
おじいちゃん。




おじいちゃんは、知る人ぞ知る、ちょっと変わり者。
私の職場にアポなしで突然訪れ、ちゃっかり社長や上司と名刺交換をして帰っていったというエピソードは身内の間では有名な話です。
それが私の退職後も続いたというから驚きです。

若い頃は長年、駐在先のボリビアやブラジルなど南米の鉱山で働いていたので、てっきり考古学者だと思っていました。
リタイアしてからは易経を研究し、会うたびに四柱推命や手相占いをしてくれていたので、てっきり占い師にでもなったのかと思っていました。

ネイルアートは魔除けのつもりかもしれないが運気が下がる、眉毛を細くすると人相が悪くなるから止めろとか。
ある時は、彼氏の名前と生年月日を聞き出し、何かと思えば、姓名判断や相性を占っていたり。
なんだかんだ言って、凝り性で世話好きの、優しいおじいちゃんなのです。




そんなおじいちゃんが今ハマっているものといえば、バナナの研究。
国産、台湾産、フィリピン産のバナナをそれぞれ食べ比べ。

タイ産のバナナ吊るし器具で放置してみたり。
50℃の水で茹でてみたり、ラップに巻いてみたり。
時間の経過と温度に対する糖度の関係性?を調査し、バナナのベストな保存状態と食べごろを導き出すのが狙いだそう。

が、正直、1週間経過して日付が刻まれたバナナを試食させてもらったけど、残念ながらそれほど味に変化はなかった気がしますが。




今回最も驚いたことは、子供の成長の早さ。
従兄弟の団子3兄弟が、6年経ったらこんなにおっきくなってました。
高校生になります。
身長もあっという間に追い抜かれて、声も低くなってて、すっかり男らしくなって。
もう子供扱いできないね。






とはいえ、親の前ではいくつになっても子供気分。

人前ではカッコつけたり、見栄をはったり、もうとっくに自立しているようだけど、親の前だけは甘えたり、愚痴を言ったり、わがまま聞いてもらったり、ついつい頼ってしまう、唯一無二の存在。

今年で30になる大の大人ですが、何か?