ホノルルマラソンまで、あと1ヶ月!
を切った先週日曜。
ホノルルに向けたトレーニングや食事を、と意識しながらも、
東京にいると日々のあれこれに追われて、
正直時間も取れないし、実践する余裕もない。
そんな中、
大会1ヶ月前くらいまでには実際の距離を体感しておいた方がいい、
というコーチの教えのもと、
私達はついに、42.195kmの壁に挑戦することに!!
本番のハワイの朝をイメージして、
AM7:00にadidasランベースに集合した。
この日は、11月とは思えないほどポカポカ陽気で、
雲一つない青空。絶好のラン日和。
しかも、木々が少しずつ赤、黄、オレンジに色づき、
紅葉狩りしがてら気持ちよく走れる、そんな季節。
早朝にも関わらず、皇居周辺にはたくさんのランナーたちの姿が。
何やら、「皇居ラン&ウォーク」という大会が実際に開催されるようで、
スタートを待ち構えてウォーミングアップをしているのだ。
ご存知のとおり、皇居は1周5km。
つまりフルマラソンを果たすには、
皇居の周りを8周とちょっと走らなければならない。
それは想像以上に過酷だった。
TOKYO FM、国立劇場、国会議事堂、気象庁、高速の入口・・・
見覚えのある風景が何度も登場する。
同じように皇居をグルグルしている、
すれ違うランナーの顔も不思議とだんだん覚えてくる。
5km経過する毎に給水し、軽いストレッチを行う。
「あと何周・・・!」と確認してまたすぐに走り出す。
飽きないようにとたまに逆回りしてみる。
音楽を聴きながら、隣を走るコニたんとたまに会話しながら、
ただひたすら走る。
フルマラソン経験者であり、元陸上部のコニたんは、
さすがに走り慣れていて、彼女のペースについていくことで必死だった。
20km、つまり4周を超えた時点で、
普段全く痛くならないはずのお尻と、
足の土踏まずの部分に痛みを感じるようになった。
呼吸はほとんど苦しくないのに、
走れば走るほど下半身が重くなっていく。
腕を持ち上げてみたり、肩を回してみながら、
とにかく前に一歩一歩、足を踏み出した。
それは今まで体験したことのない、
不思議な感覚だった。
何時間も走りながら、本当にいろんなことを考えた。
こんな辛い思いまでして、
いったい私は何のために走っているんだろう?
どこに向かっているんだろう?
これまで出会ってきた、フルマラソン経験者たちの顔を思い出した。
テレビに出てくるキューちゃんとか増田選手とか。
箱根駅伝の大学生とか。(これは駅伝だからフルじゃないけど)
トライアスロンだ、と毎週のように大会に出場しまくっている経営者とか。
そういえば高校時代、
隣の男子高の生徒たちは毎年秩父の山奥までフルマラソンしていたっけ。
彼らがみんな、突然偉大な人に思えた。
フルマラソンは、たしかに立派な陸上競技なんだけど、
体力の有無ではない。
20kmを超えたら、
忍耐。根性。ただそれに尽きると私は思う。
そして見事、完走!!!
ストップウォッチを見たら4時間47分。
途中の休憩などを入れたら約5時間で42.195kmを走りきれたことになる。
これは1ヶ月後のホノルルを控えた私にとって、
大きな自信となった。
ニューカイロプラクティックカネヨシ の先生から、
ラン後は、とにかくたんぱく質、アミノ酸とクエン酸を摂って、
と言われたのを思い出し、クエン酸=梅。
その後、これまた行きつけの長寿堂
へ。