What is WAT? 先日放送の「弾丸トラベラー」では、 なんとタイムリーにも“タイ特集”。 番組内でも紹介されていた、 “ワット・○○○” ワット・プラ・ケーオ、 ワット・ポー、 ワット・スタット、 ワット・サケート、 ワット・トライミット、 ワット・ベンチャマボピット、 ワット・イントラウィハーン・・・ タイにはこの、 ワット=Watが至るところに点在している。 ワットとは何か? 正解は、寺院を意味する。 それもそのはず、 タイは仏教徒の国であり、 多くが上座部仏教を信仰する。 出家して修行を積み、 悟りに至ったものだけが輪廻から解き放たれ、 救われるという教え。 そこで今回訪れたのは、 三島由紀夫の『暁の寺』でも知られる、 ワット・アルン この寺のシンボルとなっている大仏塔は、 陶器の破片に覆われた、 塔頂にシバ神の矛をいただく81mの大仏塔として完成されたそう。 ありえないほど急角度の塔の中間地点までは、 観光客の私達も登ることができる。 裸足になって気合を入れていざ出陣! 登頂部から眼下に広がる景色は、 息を呑むほど美しい。 登山を遂げた時の、 あの何とも言えない達成感と近しいものがある。 『暁の寺』という名前からもうかがえるように、 おそらく明け方が一番美しいと考えられるが、 日没の瞬間、ライトアップされて夕闇の中に、 独特のシルエットが浮かび上がる様も、 たまらなく美しい。 ベストスポットは、対岸の渡し乗り場周辺。 こんな絶景は、きっと日本のどこを探しても見当たらないはず。 6時間以上かけてタイまで来る醍醐味はここにあると思う。