沖縄にもパワースポットでありながら、
世界遺産があるのをご存知だろうか?
琉球最高の聖地、
【斎場御嶽】
(ぜーふぁうたき)
琉球創世の神、アマミキヨが国始めに造った、
“七御嶽”の一つと言われる世界遺産。
御嶽の中でもっとも格が高いとされている。
<御門口>と言われる御嶽に入る参道は、
石畳の道が多く、なかなか険しい道のり。
ここでも登山をしているような気分。
坂もあって滑りやすいので、
スニーカーなどの歩きやすい靴がおススメ。
国道331号から山側へ30mほど入ったところにある、
<ウローカー>と呼ばれる泉。
昔は斎場御嶽に入る時、
このウローカーでみぞきを行ったそう。
すると突如、
天然のヤモリ?らしきハ虫類がお出迎え!
裏側の腹部は鮮やかなオレンジだった。
王府用語で台所を意味する<寄満(ユインチ)>
貿易が盛んだった当時の琉球では、
世界中から交易品が集まる、
「豊穣の満ちたところ」と解釈されている。
この2つの壺にご注目!
この中に満たされている水は、
手を触れることも、賽銭することも許されない、
大変神聖なもの。
なぜならば、
この2本の聳え立つ岩から、
絶えず滴り落ちる水だから。
その決定的瞬間をとらえることはできなかったが、
なんとも神秘的な光景だ。
そして、
二本の鐘乳石と、
その三角形の空間の突き当たり部分が排所となる、
<三庫理(サングーイ)>
写真を見ても一目瞭然!
神に導かれているかのように、
自然光が射し込んで、
何とも言えないオーラが
確かに収められている!!!
又、東側の、
光が射す方へ
海の彼方に久高島を望むことができる。
というのも、
天界にいたアマミキヨは、
天帝から島を造る命を受けて、
久高島に降り立ったという神話が残っているのだ。
ただ近年、
「久高島=パワースポット」とガイドブックにも記されるほど、
有名になってきているが、
地元の人の話によると、
久高島は神が宿る場所と言い伝えられてきたからこそ、
軽率に近づくのは怖いという。
現在もなお、
多くの人から崇拝される聖地との向き合い方について。
もう一度立ち止まって考える必要がありそう。
見学する際は敬意を払うべし。