さぁ、いよいよ本選に向けての準備です
二次予選の翌日は再びリハーサル三昧。
一次予選が終わり、二次予選が終わり、どんどんと練習すべき曲が絞られて行くので、準備はどんどんと楽になっていきます
本選では
武満徹:十一月の霧と菊の彼方から
フランク:ヴァイオリンソナタ
を選択。
フランクはDuo Espoirとしてだけでなく、私も大野さんもそれぞれさまざまな共演者と本番を重ねてきた曲。
例えどんなコンディションであろうと、ある一定以上の演奏ができるという自信を持って選んだ1曲
武満徹はアンサンブルが難解な曲なので、日本にいる時から念入りにリハーサルを重ねてきました。
さぁ、リハーサルやりましょー!
こちらがリハーサル会場の入り口。
この日、宿のオーナーと雑談していたら「今日のお昼にフィッシュ&チップスの屋台が来るよ!」という情報を入手
午前中のリハーサルを終えて、子供たちも一緒に屋台へGO!!
「全種類4人分!」みたいにして頼んだ記憶があるけれど、ま、こんな感じにザザッと盛られてきまして(笑)
白身魚(種類は謎)は子供たちも喜んで食べてくれて、ピクニックで気分転換
後から聞いた話ですが、他のコンペティターの間で「Duo Espoirがピザらしき物を持ってた!どこで入手したんだ?羨ましいじゃないか」とかいう話になっていたらしく
本当に小さな街なのでピザを買えるようなお店もなくて、きっとみんな、食事に飢えていたんだろうな
みんな、あれはピザじゃなくて、フィッシュ&チップスだよ〜笑。
親切なオーナーのおかげで、美味しいものにありつけました
午後もリハーサルをし、気づけばあたりも薄暗くなり始め、お月様が
オーナーさんは写真家さん。
息子ともちょこちょこ遊んでくださり、息子もすっかり懐いていました。
刻々と変わる空の色。
ゆったりとした時間が流れます。
さて、ついに本選当日!!
今日も快晴
宿の中庭。
上から撮ると会場はこんな感じ。
本番は「普段クラシックは聴かないんだけどね」と言っていた宿のオーナーも駆けつけてくださり、写真を撮ってくださっていました
母親の存在無しにはそもそもイタリアまで来られなかったし、子連れでのコンクール挑戦という無謀ともいえる選択を後押ししてくれた最高の応援団に、最後のステージは聴いてもらいたい!
そんな気持ちを汲み取ってくださり、「本選はお母様たち、中で聴いてください」と提案してくださった主催の林先生ご夫妻には感謝の気持ちしかありません
やるべき事はやった。
そう思えたこのコンクール。
正直、結果がどうなるかは自分じゃよくわからなかったけれど、悔いはなし!
武満徹
フランク
武満徹
フランク
結果が掲示されるはずの扉の前にコンペティター達が集まり、今か今かと待ちながらも「あなたの演奏のここが好きだった」とお互いの良いところを賞賛し合う。
日本じゃなかなかない光景。
随分待ったかな、結果発表。
先に掲示を見た大野さんからサインが!
一番上にDuo Espoirがある!!!
ありがたやー!!!
つづく。