そして、リサイタル。 | ヴァイオリン弾き“きゅうちゃん”のひとりごと〜清岡優子's blog〜
さて、いよいよメインイベントである、清岡優子ヴァイオリンリサイタルのレポートですカラオケ


「0歳児からのコンサート」が11:40頃に終演し、聴きに来てくださったみなさまをロビーでお見送り。

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ロビーには、素敵なお花を飾っていただきました!
私の大好きなオレンジ系統のお花黄色い花
生徒さんからの贈り物だったのですが、さすが、私の好みをよく知っていらっしゃる爆笑



30分ほど楽屋で昼食をとり、今度はリサイタルのゲネプロ音譜

ピアノの位置やヴァイオリンの立ち位置など、奇跡的なほどに全てスッとベストポジションが見つかり、15分ほど音を出し、ゲネプロ終了。
開演までの小一時間、お互い、練習したりのんびりしたり、自由に過ごしました。

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13:30開場、14:00開演。


ピアニストの池浦七菜子さんとは
「とにかく、お互い自由に、やりたいようにやろう」
という約束だけしてステージにあがりましたキョロキョロ

ノーミスで1ミリも狂わないアンサンブルを追求するのも、ありなのかもしれません。
でも私たちが追究したい音楽は、そこでは無いんです。

お互いが演奏そのもので方向性を示し、それに呼応して、その時にしか生まれない音楽をする。
そう「音」「楽」をしようとおねがい


「合わせてください」
「合わせてあげよう」


こういう意識が少しでも働くと、不思議と音楽の流れは止まります。
音で語り合い、演奏でコミュニケーションをとれる。
それが、私と池浦さんのアンサンブルの強みであり、醍醐味だと自負しています



リサイタル前半はクライスラーを中心とした作品6曲。

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ホール内の、刻々と変わる湿度と上手く付き合いながらの演奏。

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後半は、ブラームス作曲ヴァイオリンソナタ第2番と、ヴュータン作曲バラードとポロネーズの2曲。

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今までに出す事ができなかったブラームスらしい音色をこのリサイタルでは出す事ができ、大きな収穫チョキ

しかし、第3楽章の途中で肩当てが外れてしまうというハプニングがあり、でも、付け直すだけの時間はなく、どうしても演奏の流れは止めたくなくて、外れてしまった肩当てをわずかな休符で床に置きましたガーン

「やるしかない」

そう腹をくくって、肩当てなしで最後まで弾ききりました


これまでにオーケストラの一員として、数え切れないほどのソリストとヴァイオリン協奏曲を共演してきましたが、やはり肩当てのトラブルというのは多々あります
肩当てが完全に破損してしまい、その楽章が終わるまで肩当てなしで弾き、楽章間でコンサートマスターの肩当てを借りるという事もありました……
友人は受験の時に、受験会場でまさに弾こうと思ったら肩当てが破損してしまったなんて事も

どんな事があっても動じない精神力と適応力を、神様から試された気分でした。。

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アンコールを2曲演奏し、無事終演


テクニック的にはまだまだ理想から程遠い次元なのは重々承知ですが、こんなにストレスフリーなリサイタル、初めてだったかもしれません。
スケジュールもプログラムもとてもタフだったのに、池浦さんも私も、疲れるどころか、逆に元気になっているのです(笑)
良い「氣」の交換ができたようです

これぞ音楽!

これだから、「またやりたい」って思う。
そしてこれが、死ぬまで続くのでしょうね(笑)

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あとから聞いたら、ジャスト100名のお客様がご来場くださったそう!
満員御礼に感謝感謝でしたえーん


我が家のお玄関は、いただいたお花で華やかです

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何人来てくださるのかなぁ……と不安だったけれど、こんなにたくさんの方に見守っていただき、本当に私は幸せ者です。

ご来場くださったお客様、共演してくださったピアニスト池浦七菜子さん、スタッフとしてサポートしてくださった上領幸子さん、村上佳織さん、撮影をしてくださった城宏さん、そして、夫。
逗子文化プラザのスタッフさんも忘れてはいけません。

本当にありがとうございました