このところ凍てつくような寒さが続いています。


でも家の中は、日中は南の窓から日差しが届いて、ほかほか暖かです。
 

柔らかな日の光を浴び、あさりちゃんは気持ちよさそうにまどろんでいます。


ゆったりと時が流れています。
いつもの、穏やかな日常が戻ってきました。



あさりちゃんが身体に異常をきたし、先の見えない暗い道を彷徨っていた日々。

 

あれは現実だったのでしょうか。



抗生剤の注射を打っていただいた後 …


注射の直後は抗生剤の血中濃度が高いので2、3日は下痢が続くかもしれない、と先生に言われていたので覚悟を決めていました。

が、注射を打った翌日の夜、便は出ず。

そしてその翌朝 …


出ました。

硬めの便がひとかけら。


それ以降、一進一退を繰り返しながら、便は徐々に通常の固さに戻っていったのです。


尿検査では膀胱に細菌がいないことが確認されました。

以来、血尿が出ることなく、現在に至ります。

 

 

あさりちゃん、膀胱炎の症状が治まってから、大変元気で食欲モリモリです。

若干減っていた体重も増えてきました。

 

あまりにも食欲旺盛なので、甲状腺の病気ではないかと心配したのですが、先生に話したところ、大丈夫でしょうとのことでした。



本当にありがたいこと。
医療のおかげで、助かりました。

もしお薬がなかったら、もし薬が効かなかったら、と思うとぞっとします。

しかし、生けるもの誰しも、何らかの病を得て、治療の甲斐なく、いつかはその命が尽きるときが来ます。
それは心しておかなければ。

そして今こうして元気に過ごせることを感謝しなければとつくづく思います。



あさりちゃんの様子ですが、以前は圧迫排尿を嫌がらず、呼ぶと自分からやってきて、圧迫時もほとんど抵抗はせずおとなしくしていました。

 

膀胱炎の症状が出ている間は本当につらそうで、押し入れに引き籠り、呼んでも来なくなってしまいました。

なぜ嫌なことをされるのか、あさりちゃんに理解できないのは無理もないことです。

長い時間かけて今まで築いてきた信頼関係が、これで崩れてしまうのかなぁ、と思いました。



しかし、そうではありませんでした。

今はまだ少し警戒して、呼んでも途中まで来て引き返してしまったり、触ると逃げだそうとしたりします。

 

圧迫しようとすると、2回ばかりケリを入れます。

痛みの記憶がそうさせるのでしょう。

圧迫の最中はほぼおとなしくしていますが、最後に絞り切るときは強く圧迫するので少し抵抗します。


でも、あさりちゃんの態度が少しずつ軟化してきているのは確かです。

 

あんなことがあっても以前と同じようにいつもわたしの傍らに寄り添って過ごします。

 

根っこにある信頼は失われてはいないんだな、と実感します。

 


 

まだ続きます。 次が最終回です。